初期微動継続時間から震央の位置を求める「大森公式」や、「大森式地震計」などを考案したことで知られる日本の地震学者であり、「日本地震学の父」とも呼ばれている。福井県の生まれ。東京帝大教授。「地震帯」の発見や「余震」「脈動」「津波」「耐震研究」「震災対策」などといった業績もある。世界で最初に火山性微動の記録を行うなど、地震学のみならず火山学にも影響をあたえた。1905年、関東大地震の予言問題をめぐり、同じく地震学者であった今村明恒と、対立・論争した。
大森房吉
おおもりふさきち
日本の地震学者(1868年10月30日〜1923年11月8日)