高市早苗
たかいちさなえ
概要
1961年生、奈良県出身。同党の山本拓議員と2004年に結婚し、その後は本名が「山本」姓であったが、2017年7月に互いの政治的スタンスがずれたとして離婚したことを発表した。
経済系の大学教員を経由して1993年に無所属で初当選し国政デビュー。その後は自由党→新進党→自由民主党と移籍していく。
一時期落選しており、その期間は近畿大学の教授をしていた。
第1次安倍内閣で内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策・科学技術政策・少子化対策・男女共同参画・食品安全)に就任し初入閣。
第2次安倍内閣では政調会長に就任。
TV出演も多く一般的知名度の高い議員の一人であるが、反面放言癖も目立ち、不用意な発言が物議を醸す事も多い。
高市氏自身、「青少年を有害情報から守るということについては、私は非常に強い意識を持っております」とたびたび言明しているとおり、表現の自由の規制強化に積極的である。同じく自民党所属の稲田朋美・野田聖子らと並んで児童ポルノ禁止法推進の旗手であり、合計3回にもわたって同法の改定案を提出している。
近年は、テレビメディアが放送法に違反する偏向報道を行った場合、電波の停止などの制裁処置を行うべきと進言している。
2021年、菅義偉総裁の任期満了に伴う自民党総裁選に出馬している。自民党最大派閥細田派の重鎮である安倍元首相などが支持に回っており。インターネット上でも高い支持を受けている。
物議を醸した主な発言
「福島第一原発事故によって死亡者が出ている状況ではない。安全性を最大限確保しながら活用するしかない」
「映画やゲームの法規制の整備に気合を入れて努力する」
「私自身は、『村山談話』にしっくりきていない。国家観、歴史観に関し安倍首相は(歴代内閣と)違った点もある」(※この発言は後に石破茂にたしなめられ謝罪訂正している)