アムピトリーテー(Amphitrite)(現代ギリシャ語: Αμφιτρίτη)
- ギリシア神話の海の神ポセイドーンの妃である。
- あるいはアンピトリーテー、アンピトリテとも。
- 名前の意味は「大地を取り巻く第三のもの」、即ち海をあらわす。
- 聖獣はイルカ、冠、ヴェール、王笏がその象徴となる。
- アムピトリーテーは、ネーレウスがオーケアノスの娘ドーリスとの間にもうけた50人の娘ネーレーイデスの一人だといわれる。
- ポセイドーンの求婚に始めは抵抗したが、ポセイドーンからイルカをプレゼントされ、婚姻を承諾した。
- また一説には、アムピトリーテーは、はじめポセイドーンを嫌って海の西の端オーケアノスの宮殿に隠れた。
- 1匹のイルカがポセイドーンに隠れ場所を教えた。その結果ポセイドーンはアムピトリーテーと結婚できたことを喜び、このイルカを天に上げたのが、いるか座となったという。
- ポセイドーンとの間に、トリートーン、ロデー、ベンテシキューメーを生んだ。トリートーンは上半身が人間、下半身がイルカ(または魚)の姿をしている。
- レートーがデロス島でアルテミスとアポローンを出産したとき、ディオーネー、レアー、テミスとともに立ち会った。
- ポセイドーンはもともと大地の神だったが、アムピトリーテーとの結婚によって海も司るようになったともいわれる。