エリス・ボレアス・グレイラット
えりすぼれあすぐれいらっと
「そうよ、ルーデウスは凄いのよ!」
CV:加隈亜衣
人物像
「狂犬」と称されるほどの凶暴な性格で、暴力事件を繰り返して貴族学校を退学。ルーデウスが家庭教師に雇われるまで、獣族の「剣王」ギレーヌと乳母のエドナ以外の家庭教師も病院送りにして辞めさせていた。
しかし、気に入らないことでも自分が理解できる説明を受ければ納得する素直さがあり、勉強も必要性を説明されてからは真面目に受けている。
また、乱暴だが家族など大切な相手に対しては自分からは殴らず(ルーデウスのことも好きになってからはセクハラしたときしか殴っていない)、自分が傷ついても守らなければいけないと献身的な面もあり、尊敬しているギレーヌが悪く言われた際には手をだせば相手の言うことを肯定することになると理解して泣きながら反論するなど単なる乱暴者ではない。
口下手で話すのが得意ではないが、愛情表現は素直で大事な相手は多弁に褒める。
ルーデウスが他の女性といい雰囲気になっても機嫌が悪そうに睨むくらいで、この手のキャラにありがちな嫉妬して殴るような真似はしない。
基本的に殴る理由はしつこく馬鹿にされたり、セクハラをされたりと、原因は相手の方にあるので、年齢を考えれば殴るのは年相応とも言えるが、問題は相手が最初の一撃で気絶してようがお構いなく膝で両腕を封じマウントを取って殴り続けるなど喧嘩の範疇を超えてやり過ぎてしまうことにある。しかし、前述のように家族や友人に対しては基本的に殴らず喧嘩になっても手加減するので親しい相手なら特に脅えられることもなく問題なく付き合えている。
細かいことを気にせず、気持ちの切り替えが早いので、嫌なことがあっても根に持ったりはしないが、大事な人を傷つけた相手に対しては問題が解決しても敵意を抱き続けている。
一応、貴族令嬢だが服装は実用性重視で食事や寝床にもこだわらないので、ルーデウスが食事や宿にこだわるとワガママだなと呆れることもある。
ルーデウスは「ワガママお嬢様ではなく不良漫画の主人公」と評している。
祖父からは「アスラ貴族はこれくらい気が強くないといけないと」擁護されていたため、両親も強く教育ができず、貴族として生きてはいけないから将来は冒険者にでもするしかないとギレーヌに剣術を教えさせていた。
剣術は元々は趣味の範囲でそれほど強くなる気は無かったが、ルーデウスに好意を抱き、釣り合うようになるため、ルーデウスに唯一勝てる剣術に打ち込み、一緒に戦えるだけの強さを求めるようになる。
頭を使って考えるのは自分には向いていないと割り切って、ルーデウスや信頼している仲間に任せて結果が悪くても「どうしようもない」と文句を言わずに受け入れている。
ある出来事を機にルーデウスと共に長期間の間、行動を共にすることになる。
戦闘能力
流派は師であるギレーヌと同じく剣神流。ただし、後に魔族の戦闘技術や他の流派も学んだため純粋な剣神流とは少し違っている。
剣術の才能はギレーヌ以上で、短気な性格は攻撃特化の剣神流と相性がいいが、逆に受け身の水神流は修得できない。
大上段から読みにくい独特のリズムで斬撃を放ち、相手の防御を崩すのを得意としている。
ルーデウスに教わった火・水・風の初級魔術を使えるが、剣神流と魔術師では戦闘スタイルが真逆なので実戦で魔術は使わない。
ルーデウスからこれだけは憶えておくべきだと言われ、繰り返し練習した火弾(ファイアーボール)の魔術は使うことができる。
余談
エリス役の加隈亜衣はエリスを演じるにあたってライオンやオオカミが唸る動画を参考にしたという。
暴力系ヒロインとかそういうレベルでない血気盛んさからヒロイン系暴力と称されている。
アニメのピンナップでは腹筋が鍛えられてガチガチとなっていた。
関連タグ
シルフィエット ギレーヌ・デドルディア ルイジェルド・スペルディア
エーデルガルト=フォン=フレスベルグ:中の人繋がり。剣術が得意という共通点がある。主人公の生徒であり、その行動次第で生死が変わる。また、主人公に対して強い思い入れがあり、世界線によっては結婚する。