概要
日本においては平安時代の戦乱を描いた『将門記』や『陸奥話記』等が編まれて以来、中世以降盛んになった。
合戦の様子と、その前後の権謀術数や裏話しが大小の脚色を交えて紡がれているのが特徴で、代表作に源平合戦をもとにした『平家物語』や南北朝の争いを基にした『太平記』などがある。
海外でも十字軍の遠征を題材にしたものなどがあるが、編纂者の意向で脚色されている部分があるという点では日本と同じなので、考証等の資料に用いるには注意が必要でもある。
正史として扱われることもあるが、一方で上記の理由で創作との境界は非常に曖昧。