1.ハイファンタジーや異世界トリップ系等の中でも、架空の歴史や戦争等を絡めた壮大な世界観が繰り広げられるファンタジー作品。
2.1の元ネタとなったテレビドラマ版『精霊の守り人』に付されたキャッチフレーズ。
概要
元々は、NHK総合が放送90周年目の節目にファンタジー小説『精霊の守り人』を実写ドラマ化した際に同作に付された造語。
意味は、文字通り「大河ドラマレベルのファンタジー作品」。
同ドラマはスペシャルドラマ(=準大河ドラマ枠)として制作され、これは前回のスペシャルドラマ『坂の上の雲』と同じ方式である3シーズン分割方式で翌17年まで放送された。
関係者はこの作品を称して
「国や文明をはじめとしてすべてが架空の話でありながら、人間が普遍的に持っている欲望や希望、絶望などが緻密に描き込まれ」ていて、
「ファンタジーでありながら、人間のリアリティーを突き詰めた、エンターテイメント作品」
(脚本担当:大森寿美男)
「世界に届けられるソフト」
「これまでにないスケールで挑む“ヒューマンドラマ”」
(チーフプロデューサー:海辺潔)
…と称している。
ただし…VFXを駆使してNHKの本気を遺憾なく発揮したにもかかわらず、「鬱展開までリアルすぎる」という声も少なからずみられ、この影響か平均視聴率は10%前後に止まった。
現在
ドラマ版『精霊の守り人』は視聴率的には大コケになったものの作り込みは圧倒的であったので現在でも高評価は少なくない。
そして、これ以降この作品と同様に叙事詩や戦記的な色彩が強いファンタジー作品が「大河ファンタジー」と称される事例が増えだしている。
今後、一般的なジャンル・サブジャンルとして定着していくかは未知数であるが…
関連タグ
関連イラスト
少数ではあるが、他作品のファンアートやオリジナルも投稿されている。
作者が同じなためか、『獣の奏者エリン』にも付されている。