概要
松尾芭蕉が平泉で詠んだ句「夏草や兵どもが夢の跡」の一部である。「おくのほそ道」に載っている著名な句で、この句全体がタグとして使われることもある。平泉はかつての奥州藤原氏の本拠地であり、滅んでしまった奥州藤原氏、またはそこに亡命しながら討ち取られた源義経などに思いを巡らせて、儚さを表現したものと解されている。
「夏草や」が省略された理由としては、季節が夏でない、屋内などで草が生えていない、生えていても感傷の対象部分との関連が薄いなどが想定される。
pixivでは「兵」の方に重点を置いてか、奥州藤原氏のような栄華の有無にあまり関係なく、戦い(またはそれに類する激しい活動)の跡を描く例も多い。