アマゾンスピリット
あまぞんすぴりっと
アマゾンスピリットとは、漫画『たいようのマキバオー』に登場するキャラクターである。
『血で能力が決まるなら走ることねぇだろ!!
継ぐべきは王者の血ではない
王者の魂だろ!!』
概要
船橋の英雄サトミアマゾンを父に持つ。父同様船橋所属、鞍上も正木騎手であるが、父と比較されるのを毛嫌いしている。
ダート至上主義を掲げており、芝レースを重視している世間風潮に対し苛立ちを常に示している。
性格
非常に無愛想で忘却無尽。同じ所属の競走馬からは父アマゾンと比べ卑下される程嫌われている。
だがそれはプライドと負けず嫌いの異常なまでの強さの象徴であり、ペイルライダーに力尽きて倒れるまで並走を取り行った。(この時の併走させていたことを忘れていたファムファタールは「全くかなわない」と自身との並走を行った際の勝負根性に対しこう発言した。)
またフェブラリーSで共に競り合うヒノデマキバオーには『大したヤロー』と賛辞を、同じ追い込み脚質を持つトータルケイオスとの勝負には上述のセリフを既に先立ってしまった同世代フィールオーライに問いかけるように吐露した事から強きものには敬意を示している。
脚質・特徴
プロフィール上述の名に恥じぬ弾丸のような末脚を武器とし、レース場内全ての馬を千切り蹴散らし差す追い込みを得意としている。
その走りは父サトミアマゾンのような徹底的なマーク戦法を用いた先行策とは異なるため、最終直線上に仕掛けるためレース序盤に馬群に埋もれ最後方にいることが多い。
主な勝ち鞍
南関東三冠、フェブラリーステークス、東京大賞典、かしわ記念
余談
アマゾンスピリットがいつも付けている馬具はパシュファイアーと呼ばれており、これは砂が眼にかかるのを嫌がる馬に用いられ、集中力をあげる効果も得られるという。
アマゾンの負けん気と短気さの象徴でもあり、馬具を外した素の状態はそれ以上に短気なのかもしれないとも思わせられる。