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たいようのマキバオー

たいようのまきばおー

たいようのマキバオーとは、つの丸による漫画作品。 同氏による漫画作品みどりのマキバオーの続編にあたる。
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概要

『たいようのマキバオー』(以下『たいよう』と明記)および『たいようのマキバオーW』(以下『W』)はつの丸による漫画作品で、同氏が連載していた『みどりのマキバオー』(以下『みどり』)の10年後の世界を描いている。全16巻。
2006年から、2010年のネット掲載化および『W』への改題を経て2017年まで連載された。こちらは全20巻である。
本作は高知競馬をはじめとした地方競馬・ダート競走を中心にストーリーが展開され、『みどり』と比べて重くハードな展開が多いが、『みどり』のキャラ達のその後を見ることもできるため、是非合わせて読んでもらいたい。

あらすじ

日本競馬界は二冠の無敗馬フィールオーライの独壇場!!ミドリマキバオーたちの活躍も昔話になった頃、地方の高知競馬場にはそのマキバオーにそっくりのヒノデマキバオーは勝てずじまいのアイドルホースとして人気を集めていた。笑顔でアイドルを全うするヒノデマキバオーだが、とある出会いから勝利への意識が芽生え…


登場人物/馬

現役競走馬

  • 本編開始時〜帝王賞まで

ヒノデマキバオー/文太
本作の主人公にして、マキバコ最後の産駒。叔父のミドリマキバオーよりもクセの強いたてがみが特徴的。高知名産の文旦が好物であることから、ハヤトらからは文太と呼ばれる。
脚が弱く中央でのデビューができず、高知競馬でもアイドルホースとして生きるために実力を出しきれない日々を送っていたが、黒船賞にやってきたマウンテンロックと山本菅助に出会ったことで、相棒のハヤトとともに勝利を目指すようになる。
誕生日は2004年3月31日。

フィールオーライ
サンデーサイデンス(カスケードやマキバコの父)最後の仔であり、2007年の皐月賞と日本ダービーを無敗で制したことで注目を集める。主戦騎手は滝川正和。
誕生日は文太と同じ2004年3月31日で、落札価格や人当たりは柔らかいが負けず嫌いな性格など多くの点で文太と共通点を持っている。あることをきっかけに文太とは親友になる。
本作がディープインパクトとハルウララのブームから影響されて生まれたこともあって、もうひとりの主人公という見方もできる。

アマゾンスピリット
船橋の英雄サトミアマゾンを父に持つ『プロフェッショナルのダートホース』。父同様船橋所属、鞍上も正木騎手であるが、父と比較されるのを毛嫌いしている。また、ダートホースであることを誇りにしているため、芝レースに重きをおく風潮に苛立ちを募らせている。
遅咲きだった文太と違って早い時期から頭角をあらわしており、フィール同様に自分よりも先を行く同世代として描かれている。

マウンテンロック
文太やアマゾンより3つ上の世代の最強クラスのダート馬。とある目的から黒船賞に出走することに。だが自身の衰えと下の世代の活躍により、目的の達成はおろかトップの座をも追われていく。鞍上はミドリマキバオーの元主戦騎手である山本菅助。

フラットビッキー
佐賀競馬所属のカスケード産駒。高知を出たマキバオーの最初のライバルとして立ちはだかる。
他の有力馬の影に隠れてしまったり、カスケード産駒であるにも関わらずパッとしない自分の居場所など、割とコンプレックスを抱えている。
 その反骨心から来る野心は強く、マキバオーの弱点を突くべく彼との競り合いを避けた展開を狙う策士でもある。

ブロックバスター
中央(栗東)所属。文太やアマゾンよりも1つ上の世代の有力馬で、通称『西の大型爆弾』。実力に反して割とのんびり屋で闘争心がないため、闘争心の強い石田とコンビを組んで戦う。

グランドコブラ
『たいよう』7巻が初登場だが、『W』からが主な出番となる。
元々船橋所属であったが、とある事情から福留厩舎に転厩することに。

  • 『W』以降〜
ファムファタール
牝馬として65年ぶりにダービーを制覇し、その後凱旋門賞を狙う。父親がカスケードであり、本田グループの期待を一身に背負っている。おてんばで冗談好き。飯富との仲も良い。文太やフィール達より1つ年下。

デカロゴス
ドバイの殿下の馬。海外ダート競馬の王者であり、アマゾン達に立ちはだかる。

ダイナスティ
終盤から登場。カスケードの息子で、フィールと同じ牧場で生まれ育つ。礼儀正しく真面目で熱い性格だが、やや貪欲でしつこい一面も。文太とフィールについて、何か知っていることがあるようで…?


引退した競走馬

カスケード
ご存知マキバオーのライバル。3歳(当時は4歳扱い)の有馬記念で引退し、種牡馬となって多くの産駒を輩出している。フィールの憧れの存在。

ミドリマキバオー/うんこたれ蔵
ご存知『みどり』の主人公にして、初代マキバオー。『W』中盤まで登場せず、作中で引退後の行方を知っていた人も多くはない。

人物

  • 高知競馬関係

福留隼人
文太をはじめとする福留厩舎の主戦騎手。調教師である父・政親(まさちか)と共に文太達の世話をする。セリフ内では「ハヤト」と表記されることが多い。騎手としては高身長なのが特徴的。陽気で威勢が良いが、シャイでプレッシャーに弱いナイーブなところも。
マキバオーと菅助が征した有馬記念をきっかけに騎手を志すが、中央競馬(JRA)の試験に落ち高知に所属することになったため、中央競馬に対しコンプレックスを抱いている。また、似たような境遇である文太にシンパシーを抱き、必死の努力の末、騎乗できるようになった(マキバオー一族は小柄であるため、菅助のように背が低い騎手でなければ騎乗できないと思われていた)。
憧れの存在である菅助にも素直な気持ちを抱けず、黒船賞に出走するため訪れた菅助に出会った際、騎乗ミスがあったのではないか指摘され(菅助が文太の事情を知らなかったこともあって)、憤ってしまう。

福留政親
通称トメさん。前述の通りハヤトの父親で文太達の調教師。ハヤトとは対照的にとても背が低く、菅助や二足歩行時の文太よりも小さいほど。それ故にかつて騎手だった時に高知競馬での最多落馬記録を樹立した。
ステップアップを求める文太やハヤトと、高知競馬への貢献を求める吉田との板挟みになることが多いが、優柔不断という訳ではなくちゃんと文太の進路を決定していく。

吉田孝俊(たかとし)
高知競馬広報。廃止寸前の高知競馬の存続のため、文太をアイドルホースとして売り出している。
高知競馬を盛り上げようとする心は本物だが、目先の利益ばかりで人気者だが故障の身のマキバオーを出走登録しつつ直前で出走を取りやめさせる(1度目はともかく2度目は客の不評を買った)詐欺紛いの方法を採るなど付け焼き刃のその場しのぎの方法ばかりのため本作ではトラブルメーカー的役割を担っている。一方でファインプレーも多いためトリックスター的存在でもある。

雷電號
闘犬。桂浜の土佐闘犬センターから逃げ出した折に文太達と出会い、その後文太のサポート役になる。外様の立ち位置のため高知競馬やマキバオーの現状を客観的に指摘する事が多く、見た目と違って理知的で時に厳しい意見も口に出す。
威風堂々とした佇まいから文太やハヤトからは「横綱」と呼ばれているが

  • 中央競馬関係
山本菅助
ご存知ミドリマキバオーの相棒。髪をリーゼントにしており、現在も一流ジョッキーの一人として活躍している。ハヤトの回想では彼の著書も登場する。

滝川正和
『天才ジョッキー』として知られており、多くの馬に騎乗している。明るく冗談をよく言う。関西弁っぽい口調が特徴的。「滝川さん」と呼ばれることがほとんどだが、相棒であるフィールのみ彼を「正和さん」と呼ぶ。
『みどり』にも登場するキャラだが、『たいよう』ではキャラデザが大きく変更されており、つの丸作品特有のたらこ唇顔ではなく(比較的)イケメンの部類として描かれている。『マキバオー大本命ブック』(『みどり』のデータブック)によると「端正なマスク」らしいので、当時の時点でイケメンキャラとして位置づけられていたと思われる。なお、連載終了後の作者のトークショーによると、「顔が思い出せなくて適当に描いた」らしい。というか、連載中も顔をあまり覚えていなかったようで、初期・中期〜後期(『W』含む)で若干顔が変わっている。

石田光成
「若き天才」として脚光を浴びつつある騎手。主にブロックバスターに騎乗する。チャラく不遜な態度が目立ち、喧嘩っ早い。ハヤトの騎手課程の試験時の同期であり、ライバル意識を持たれている。

服部政人
通称「半蔵」。カスケードの主戦騎手であったが、現在は引退し調教師として活躍。その厳しさから、「鬼の半蔵」として恐れられている、らしい。

  • 地方競馬関係者
正木時二
船橋競馬の騎手。『みどり』から引き続き、アマゾンの鞍上を務める。当のアマゾンからはあまり好かれていない。一方で、アマゾンが相棒として認めているのは正木以外おらず、正木もまた「(気難しいアマゾンに乗れるのは)オレ以外にいねぇだろ」と語る。

真里谷
アマゾンの調教師とみられる人物(2巻のデータではアマゾンは正木厩舎所属となっているため、設定が割と曖昧)。アマゾンの良き理解者である。アマゾン以上に中央や芝に対する対抗意識が強い。元サトミアマゾンの厩務員。

  • その他
嶋島智之
「しまじま」と表記されることが多い。『みどり』では競馬雑誌の記者を務めていたが、『たいよう』開始時には廃刊となってしまったため現在は“元”記者。
ミドリマキバオーたち最強世代の活躍を忘れられない懐古主義(ロマンチスト)で、最強世代の産駒たちの活躍を期待している。
詳細は不明だが前科がある模様。

本田平七郎
カスケードの馬主であり、『みどり』同様多くの有力馬を育成しているが、以前の嫌味な感じはあまりみられなくなっている。世界を戦う馬達のために、『本田リッチトレーニングセンター(RTC)』なる施設を設立し、多くの馬を招待している。カスケードの主戦騎手であった服部とも協力関係にあり、カスケード産駒を服部に任せることも多い。

飯富昌虎
『W』から登場。『みどり』ではマキバオーの調教師であったが、現在はかつての敵であった本田グループと協力し、RTCのセンター長として馬を鍛えている。本人曰く、ファムにとっては「幼稚園の先生みたいなもん」、らしく、本田や服部とともにファムの進路を決めていく。

石川
フィールやダイナを有するキングスファームの従業員。あることをきっかけに、文太達と交流を持つようになる。フィールらの遠征時にも(おそらく)厩務スタッフとして同伴するなど、彼らからは信頼されている様子。

ハグワール・フェルナンデス
世界で活躍するブラジル人騎手。「ジャガーに育てられた孤児」というとんでもない経歴の持ち主で、その経験からどんな暴れ馬も乗りこなし、馬の力を最大限に引き出すことができる。フランスでは「ハグワールが乗ると乗らないのとでは5馬身違う」と評されるほど。



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