1991年にセガよりメガドライブ版「アドバンスド大戦略 ドイツ電撃作戦」が発売されている。システムの元となったのはシステムソフトの大戦略シリーズ。なお当時、勝手に「大戦略」と名付けられた同社と無関係なソフトも他社から販売されたこともあるが、今作はれっきとしたライセンス作品である。
題材は第二次世界大戦のドイツ第3帝国の戦いを題材としており、プレーヤーはドイツ軍を操って、ソ連などの連合国を相手に戦い勝利に導くのが目的である
・・・と書けば簡単な話だが、実際の難易度はベラボウに高く、序盤は性能の差でソ連などを圧倒しているものの中盤以降はこれでもか、とばかりの物量作戦にジリ貧になる事必須で、セガはまともにクリアさせようという意図は無いのではないか、とまで言われるが、ドイツが敗北した史実を見ればこの結果は明らかであり、真の目的は文字通りの第3帝国の栄枯盛衰を味わうことである、とまで言われた(この点は光栄の「提督の決断」における大日本帝国軍にも通じるものがある)。
またSLG系の処理速度の速さには定評のあったメガドライブ(光栄系で同じ作品で比較した場合、SFC版とは10倍近い差が出る)をもってしても処理速度の遅さには定評があり、敵ターンの行動中に飯と風呂を済ませても、まだ思考中だったということもあった。