概要
NHK大河ドラマの第14作目で、1976年の1月4日から12月26日まで放送された。
主人公は平将門、舞台となる時代は10世紀前半(平安時代中期)。2022年までに制作された大河ドラマの中では最も古い時代を描いた作品である。書籍『大河ドラマの黄金時代』(春日太一著)によると、番組内容の決定より先に加藤剛の主演が決定しており、その加藤が将門を演じることを希望。そこから海音寺潮五郎の小説『平将門』、将門と同時代に朝廷に反旗を翻した瀬戸内の武将藤原純友を主人公とした『海と風と虹と』の二本を、足して一つする形で原作とすることが決まった。
NHKに全話の映像が残っている最古の作品である。行方知れずだったVTRが2000年代に入ってからNHKの倉庫から全話分見つかり、それにデジタルリマスター処理を施した全話収録の完全版DVDが2007年7月に発売された。