概要
原宿教育学園幕張秀英高等学校の女子生徒。
黒木智子こと、もこっちの2年生時のクラスメイトであだ名は「うっちー」。
人物
もこっちの2年生時のクラスメイトで、短く明るい髪に絵文字のようなシンプルな顔が特徴。目は基本的に黒目のみが描かれているが、まれにまつげ・白目も描かれる場合がある。
もこっちからはその顔から「絵文字」と呼ばれている。髪型はボブカットで、もこっち曰く「顔半分隠して目つぶってればゆうちゃんに似てる」
クラスのリア充グループに属し、友達も多い。
そのため、後述の修学旅行の時には、もこっちを初めとする余り物集団の4班のメンバーを「あんたらとは極力関わりたくないし思い出も作りたくないんだから」と、露骨に避ける態度を取るなど、あまり性格の良い方ではなかった。
ただしそういった毒を口に出すことはなく、表面上は笑顔で接する事はできる、空気は読める方である。
特に、もこっちの事は後述の出来事もあって、ことあるごとに「キモい」と罵っているが、これに関してはもこっちの度重なる非常識な行動によるものが大きい。
経歴
修学旅行編まで
初登場は野球応援の回で、移動のバスの座席で智子の隣に座り、後ろの座席に座る宮崎さんとかよとおぼしき女子と身を乗り出して会話している姿が確認できる。
修学旅行編
修学旅行の班分けで荻野先生が余ってる者同士で班を作った結果、智子と同じ4班となる。この時うっちーは「5人組になれなかったからこの班にいるだけだし」と発言している。
そのこともあり修学旅行中は就寝時や荷物を取りに部屋に戻る時などを除いてほとんどの時間を雌猫の間グループの友人たちと過ごし、智子達4班のメンバーに対しては「興味がない」という態度を取っていたが、修学旅行最後の夜に智子と二人部屋になった際にシャワーをのぞかれたり、誤解ではあるがパンツを盗まれそうになったり、夜寝顔をずっと見つめられたりした結果、思い出が全て智子の存在で塗りつぶされる事となった。
修学旅行後~2年生時の卒業式
修学旅行での出来事がきっかけとなり、智子を自分を狙っている同性愛者と疑いおびえるようになる。体育祭でチアリーディングの練習をしていた時は自分の体をおかずにご飯を食べられていると思い込む。しかし同時に、応援の本番で他の女子ばかり見ていた智子に対して怒ったり、別の回では智子を見ていた田中真子に対して忠告をしつつも自分が被害者である事がどこか自慢気であったりと複雑な態度を見せるようになる。またこの頃より、登場時の特徴であった「絵文字らしい記号的な表情」から、感情が表情に現れることによって表情が少しずつ豊かになってきている。
またこの頃から気配によって智子の存在を察知してるらしい描写も見せ始めている。
以降、余った北海道みやげの菓子を同じ修学旅行班だったよしみで田村ゆりと吉田茉咲に1枚づつ配ったあと、
寝たフリをしていた智子の制服のポケットに4枚つっこみ、お礼の手紙をもらって「きもい」と言いつつ嬉しそうな表情をしたり、
智子と智貴が一緒にいる場面を見かけた際には、二人の仲をあれこれ勘ぐる宮崎さんとかよに対して「どう見ても弟でしょ」「遺伝子が一緒って感じがするじゃん」と断言したり、
体育の授業の準備運動のペア組の際に智子を見ていたりと、智子のことを気にするような描写も増え始める
バレンタインデーの時には、「余ったから」と言いつつ智子を探して校舎を回ったあげく見つからなかったからという旨の手紙と共にチョコレートを智子の下駄箱に残し、
そのお返しとして智子からチョコをもらったら、それを家に持ち帰り「キモあまい!!」と言いながら一口食べ、残りを冷蔵庫に保管しようとしてこのチョコが元々はうんこ型だった事に気づき、体を震わせながらもう一口食べるなど、この頃から智子への好意的な感情を見せ始める
更に焼肉回では打ち上げでは智子が店に入るところを見かけ、右隣で丹精を込めて焼いた肉を智子がよそ見をしている間に取り皿の上に載せて周囲の友人を驚かせて顔を赤くしている。智子本人は誰が肉を置いたのか分からず首を傾げていた
3年生時
3年のクラス替えでは雌猫の間グループとは同じクラスになれたものの智子と同じクラスになれなかったことを、泣きわめいて地面に転がって足をばたつかせている。
遠足では(本人の弁を信じるなら)雌猫の間グループとはぐれてしまい、スマホを忘れ連絡が取れず自分を助ける様にアピールしていたが真子は独り言だと思ったので危うくスルーされそうになった。宮崎さんに連絡しようとした真子の申し出を断り、グループと合流するまで智子達に同行することになった。
ちなみに智子達のグループメンバーとは積極的に会話している様子はない。智子とペアになった時は「く…く…黒木は…」と初めて名字で呼び、智子を心配する様なそぶりを見せた。二度目にジェットコースターに乗った際はゆりが隣になってしまい、下車後に「つまらなかったー」と言い放ちゆりを激怒させている。スプラッシュコースターでは(おそらく八つ当たりだと思うが)ゆりに腕をつねられ泣き叫んでいる。
コワリィッチに名前を聞かれ「笑美莉」と答え智子に驚かれる。コワリィッチの「彼女になって」に対し「好きな人いる」と断っている。
宮崎さんに「例のあの人が一人でかわいそうだからしばらく一緒に回ってあげる」旨のメッセージを忘れたはずのスマートフォンから送っている。着ぐるみと写真を撮る際には自分と智子の肩に回された着ぐるみの両腕を外側から力尽くで締め上げ二人を密着させた。
真子を南さんの元に行かせるゆりを「いいの?」と気遣う。直後に雌猫の間グループに発見され例のあの人ではなくゆりといることを一瞬訝しまれるが、「なんでもいい」「うっちーが一緒じゃないとつまらない」と手を引かれ連れていかれる。その際ゆりを心配するような表情を浮かべる。
「またはぐれるよ」と注意されながらも「こっちが穴場だから」と雌猫の間グループを引き連れて花火のスポットに現れる。花火が始まると一瞬にして智子の隣に移動し智子を驚かせるが、瞳を輝かせ「…楽しかった」という思いを他のメンバーと共有する。
友達のところに戻ろうとした際、智子からモーさんのキーホルダーをプレゼントされた。後日友達に「もう必要ないと思ったから、(智子と)離れていても会えなくても(キーホルダーのおかげで)つながっているのがわかっているから」と話しているが、智子自身いつも何か貰ってるのでたまにはこちらから、というのが事実である。
加藤明日香に「黒木さんからもらったの」とキーホルダーを3個も見せられた際には目を見開いて驚く。智子とつながっている(と思い込んでいる)証であるを自分以外にも貰った人がいることを思い知らされる。その後外を眺めていたが、思い浮かべていた智子の顔がみるみるうちに遠ざかっていった。