地院家若美
ちいんけわかみ
概要
大内裏高校2年(連載開始時)・柔道部主将(段位四段)。地院家流合気柔術伝承者。男を愛し、女を憎む日本一の益荒男。
キャラ紹介では「名前を逆から読んではいけない」と書かれる。
露出からSMまで嗜む変態でいわゆるオカマキャラだが、人間離れした強さと身体能力を持つ。常に自分の嗜好と享楽を優先に行動し、練習と称した男子部員へのセクハラや部の内外問わない変態行為は、雨宮をして「頼むから死んでくれ」と言わしめる程であるが、柔道を始めとした格闘技の指導者としては優秀であり、柔道部では個人の適性に合った指導をしている。常識人としての一面を持っており、DQNに対して屹然とした態度で筋の通った言動をしている。欲望が絡むと筆跡の模写や黒魔術など様々な特技を披露し、また満月の夜には性欲が7倍に増す。
通称「若美の使徒」と呼ばれる変態仲間が世界中に存在し、彼らとの人脈によって各方面に様々なコネや影響力を持っている。
極度の女嫌いで、戦闘モード時以外に女性の裸を見たり体に触れるとダメージを受けるが、美柑のことは弟子としてそれなりに認めており、淡藻のことも武道家として評価している。
幼くして両親を亡くし、現在は地院家当主。家訓に従い、3歳の頃から母親の直伝で地院家流合気柔術を習っていたが、天地両院家の男に課せられた「天地合の儀式」を避けるため、幼少時は性別を女と偽って育てられていた。
「天地合の儀式」で自身が命を落とし周囲も巻き込んでしまう危険を見越し、妹の螺木奈には幼少期から冷たく当たっているが、彼に儀式をする気がないなら彼女に男を生んで貰うと言ったカーリヤに怒りを露わにする等、本心では大切に思っている。また母のことを尊敬しており、彼女を超える武道家になることが目標である。
第82話にて、老骸との戦いの最中に美柑への愛情を自覚。彼にとって異性を愛することは死にも勝る屈辱であったため、「最高の精神的苦痛」を味わうことによってのみ会得出来る天地究極奥義「天上天下唯我独尊」に開眼。老骸を倒し、長年にわたる天地両院家の因縁に決着をつけた。
なお、彼の原型は、作者の一人であるうどん(当時は柳澤鉄郎名義)の前作『まんが少年三国志21』に登場した同名のキャラクターである。
『田舎ぐらし』では相変わらず非常識な乱行ぶりが仇となり、就職活動もままならない状態で放浪の旅に出る。その旅先で赤木武尊と出会った事で妄想と欲望全開の田舎暮らしに明け暮れ、過疎化阻止を目指す。