全ては本当にあったこと、みんな死んだ。
概要
2005年に公開された、日本のホラー映画。
実録怪奇作家の男が奇妙な事件の調査に踏み込み、それをきっかけとして古い集落の因習にまつわる『呪い』に巻き込まれていく物語。
『実際に起きた』とされるある怪事件を取り上げ、事件の関係者が残したビデオテープの記録を閲覧していくというドキュメンタリー風の作風となっている。
その形式から、一部では同じ設定にて作成されているアメリカ映画『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』の日本版であるとの見方もある。
主な登場人物
小林雅文(こばやし・まさふみ)
主人公。ノンフィクション怪奇作家であり、ドキュメンタリー映像作家でもある男。
『本編』にあたる、ある怪奇現象の真相を追ったビデオを残し、現在では行方不明となっている。
堀光男(ほり・みつお)
霊能者を務める中年の男性。
『呪い電波』『霊体ミミズ』なる謎の存在に怯えており、自宅や身体をアルミホイルで固めている。
矢野加奈(やの・かな)
超能力育成を取り上げたオカルト番組に出演していた少女。
番組内で驚異的な潜在能力を発揮するが、その後何者かに誘拐され行方が分からなくなっている。
石井潤子(いしい・じゅんこ)
小林が調査の為立ち入った『赤ん坊の泣き声のする家』の住人である女性。
不自然なほど敵意に満ちた態度をとり、小林に意味深な言葉を告げて引っ越していったが…。