概要
由来は、彼らのみ装着することを許された特別なアイテム「白笛」からと思われる。
「白笛」という一単語で「白笛としての称号を与えられたもの」と「白笛そのもの」の両方を指し、どちらを指すのかは文脈によって変わる。
白笛のボンドルド曰く、「『白笛そのもの』になるという意味で『白笛になる』こともできる」らしいが……。
赤笛~黒笛までは深度制限があり、それより深く潜ることは禁じられている。
(が、アビスは人類未踏のジャングル同然の場所なので、地上に二度と戻ってこないつもりなら赤笛であろうと規定を無視して潜っていくことはできる)
白笛にはその深度制限はなく、自らの判断で好きなだけアビスの中を下りていくことができる。
総じて凄腕ではあるが、人格の面では曲者ぞろいであり、とても『度し難い』人物たちである。
判明している中では、以下の5人がいる。
- ライザ(殲滅卿/殲滅のライザ)
主人公リコの実母。女性でありながら、白兵戦で無類の強さを誇ったという。現在ラストダイブ中であり、リコの冒険の目標そのものといえる。
- オーゼン(不動卿/動かざるオーゼン)
深界二層にある、監視基地(シーカーキャンプ)で防人を務めており、圧倒的な怪力を誇る。50年もの間白笛の座に君臨し続けている大ベテラン。衣装でシルエットが非常に大柄に見えるが、実際は長身の女性である。
- ボンドルド(黎明卿/新しきボンドルド)
深界五層の前線基地(イドフロント)にて探窟家達のラストダイブの管理をしている人物で、人類に役立つ道を切り開く為なら、非人道的なことでも厭わない狂気のマッドサイエンティスト。伝統も尊厳も踏みにじり、可能性の夜明けを目指す。
- スラージョ(神秘卿/神秘のスラージョ)
現在ラストダイブ中。鳥のような仮面をつけていること以外は詳細不明。
- ワクナ(先導卿/選ばれしワクナ)
現在ラストダイブ中。老人であること以外は詳細不明。