本項目は本編34話以降のネタバレを含みます
概要
2級遺物であり、白笛達が必ず持っている特別なアイテム「白笛」の材料となるもの。
この「命を響く石」から削り出して作られるのが白笛であり、"ふさわしい形"に加工するのとしないのとでは笛の効力に違いが出るらしい。
効能は白笛と同様で、所有者がこれを使って音を出すと、一部の遺物を操ることができる。
劇中では「隠された真の効力を引き出す」とされており、遺物「呪い除けの籠」はオーゼンが白笛を吹くのに呼応して開く様子が見られた。
その実態
命を響く石の元は「生きた人間」である。
とは言っても、命を響く石を使って遺物を操れるのは石によって選ばれた所有者のみ。
命を響く石は先に述べた通り元人間であるため、この所有者となれるのは「石に加工された人間が生前に強く信頼していた、あるいは愛していた者」となる。
ボンドルドはこれを「使用者に全てを捧げる確固たる意思がなければ、命の紋が適合しない」と説明している。
「命を響く石」にされた者は、当然ながら物理的な人類としては死んでいる。
が、意識は石に残っているようで、一部の人間とはテレパシーで意思疎通がとれる模様。
このため、石の言葉を聞くことができる者からは「石の者」と呼ばれ、この状態でも一人の人間として扱われている。
所持している笛の元となった「命を響く石」になった人間が誰なのかが判明しているのは作中ではボンドルドとリコのみ。
ボンドルドのは「オリジナルの自分自身」であり、リコのはカートリッジにされて命を落としたプルシュカである。
他の4人のものに関しては不明。
…であったが、原作61話にてライザの白笛の元となったのはドニと呼ばれる人物であることが判明。白笛そのものの信号を聞き取れるファプタによって「枢機の輪」で待つ者がいることをリコたちに伝えた。