ウラインターネット

うらいんたーねっと

ゲームボーイアドバンスソフト「ロックマンエグゼ」シリーズに登場するエリア。

概要

本作のシリーズに殆どに登場するインターネットの無法地帯。ストーリーの後半かクリア後に来る場合が多い。

ここにいるネットナビはみなウラの世界で生きる者達であり、危険な雰囲気を持つ。

そのせいかこのエリアのネットナビはヒールナビが多い。

出現する敵ウイルスもかなり手強く、そこらへんのネットナビよりも遥かに強敵である。

「エグゼ４」でもシャーロ軍のサーチマン率いるネットナビ部隊も投入され、軍も迂闊には手を出せないエリアでもある。

極稀に普通のネットナビもいるが大体はサブチップやバトルチップの商人ナビである。何故こんな危険地帯で商いをしているかは謎である。

危険なエリアにいる為か売られているチップ、アイテムの質はかなり高い。

その分値段も高額であるが、一度覗いてみる価値は大いにある。

ちなみに表世界ではウラインターネットに関する書き込みや話題についてはウラの人物たちを刺激してしまう恐れがあるため厳禁であり、ゲーム中でも以前にウラのことを話した人が、掲示板の書き込み中に消されたと思われる事件や、ウラの話題で盛り上がった集団がデリートされたという事件も発生している。（ウラの人間と思われる人物が警告を出したこともある）

エリア全体の構造、ルートは複雑で目視不能の透明な道がある事もしばしば。

エリア階数も多く、初見で迷い込むのはほぼ必然である。

更に前述した通り、ウイルスがとても手強く攻略は熾烈を極める。

ウラ掲示板

「ここはウラの情報を書き込む掲示板だ弱肉強食のウラの世界でも、情報は必要だろうギブ・アンド・テイクじゃないが、テメェらの知ってること書いていきな」

ウラスクエアに存在する掲示板。ウラの世界を生き残る為の情報を提供しあっており、プログラムアドバンスのヒントや、レアチップの入手方法等、有用な情報も多いがしばしばダークチップやそれに近い危険な存在についても議論されている事がありウラインターネットの世界の一端を垣間見る事ができる。また、劇中に置いては名前無しで書き込みする人物が多い。

生死に繋がる情報を扱っているだけあって互いの求める情報に関しては余す所なく丁寧に書き込まれることが多い。血気盛んな住人が多いため、乱暴な口調の口論のようになることもたまにあるが、書き込まれる表題のほとんどは平穏に解決している。

また、前述のプログラムアドバンスの話題やレアなチップに関する質問等は、僅かなヒントやアドバイスから答えに行き着く住人が多く、その他の話題からもウラの住人の強さを垣間見ることが出きる。

ウラの住人達

その殆どが表の世界から身を落とした犯罪者やならず者達。加えて弱肉強食の激しい環境で日々を過ごしているため殺伐とした雰囲気を漂わせるナビが多い。反面、同じウラの住人には寛容な所もあり、「つい最近ウラの住人になったばかりだからウラに関して教えてくれ」という掲示板への書き込みに対し、ウラインターネットの成り立ちや危険性を詳しく事細かに述べた上で「せいぜい生き残るこったな新入り」と付け足すなど面倒見の良さを見せる住人も少なくない。その強さに関しても幅広く、フォルダ最強のチップがハイキャノンと言う者も居れば、フォルテの名を知っている者、かつてウラランカーだった者、ウラランク二位と交流を持つ者、果てはウラの王と戦ったことがある者すら居るなど多岐に渡る。

基本的に「表に何が起ころうが知ったことではない」というスタンスの住人が多く、「WWW」や「ゴスペル」の暗躍にも、特に肩入れしたり世界の危機を喜ぶような態度は見せなかったが、ダークチップ等の闇の力に手を伸ばした「ネビュラ」がメインの敵となる「エグゼ4」「エグゼ5」では、自分達に都合の良い世界を作ってくれる、または性質的に近いものを感じたのか、肩入れする発言等が多々見られ、中には憧れを持つ住人すら見られた。メインの敵組織が「WWW」に戻った「エグゼ6」では再び我関せずのスタンスに戻り、ウラインターネットに進行しようとした「WWW」ナビを返り討ちにしているシーンも見受けられた。

その奥には

ウラインターネットは奥に進むに連れ、別の次元のエリアや、異世界へのエリアへ繋がる事もある。

ただし、そこを通るには何かしら条件があり、それを達成せねば通る事は出来ない。

その先には人智を超越した「何か」が潜んでいる。

このようにウラインターネットはエグゼ世界の正に「闇」を象徴したエリアでもあるのだ