新本格魔法少女りすかとは西尾維新によるライトノベル作品である。
イラストは西村キヌ。講談社ファウストにて連載されており講談社ノベルスより刊行されている。
概要
心に茨を持った小学5年生・供犠創貴と、“魔法の国”からやってきた転入生・水倉りすかが繰り広げるファンタジック・アドベンチャー。
魔法少女ものだが、水倉りすかの変身が血液を利用したものであったりと魔法少女ものにしてはややハードな描写が多い。
また、ミステリー要素もあり、ただ強い魔法で敵を倒すのではなく、魔法の特性をどう使いこなすかがストーリーのポイントにもなっている。
登場人物
水倉りすか
魔法の王国・長崎からやって来た転入生。
属性は「水」、種類は「時間」、顕現は「操作」の運命干渉系の魔法使い。普段から赤を基調とした服装に身を包んでいる。父親を探すために佐賀へやって来た。血液の中に魔法を発動させる魔法式が組み込まれており、自分の血液を流すことで魔法を発動させる。そのため、いつもカッターナイフを持ち歩いている。
また、死に直面するほどの血液を流すと、一分間だけ未来(27歳)の水倉りすかになることが出来る。
供犠創貴
小学5年生。クラス委員長を務める優等生だがその反面で自分以外の全ての人間を見下すといった傾向があり、残虐性が垣間見える。
作中では語り部であり、りすかと共に行動する。
繋場いたち
通称・イタチ。属性は「肉」、種類は「分解」の魔法使いにされた少女。
体中に魔力を吸収・分解することのできる512個の口を持っている。