土銀
ひじぎん
※注意 当記事は公式事実と個人的(二次創作的)憶測を明確に分けた表記がなされていません。誤解のないよう閲覧して下さい。
週刊少年ジャンプで連載されていた漫画『銀魂』における土方十四郎×坂田銀時のBLカップリング。
キャラクターの多い銀魂同人界において、連載当初からの代表的な王道カップリングの一つである。
伝説の75訓「似てる二人は喧嘩する」のタイトル名からも分かるように、顔を合わせるたびに口論になる描写が多い、まあ要は「ケンカップル」の二人。夫婦喧嘩は連載初期から中期にかけてよく見られていたが、最近は腐女子の妄想の枠を超えて原作でもなんだか仲良しになり、かつてほど言い合いすることも少なくなっている。
身長は共に177cm。体重は土方が64kg、銀時が65Kgと1kg差である。
・大人同士であること
原作で公開されているように二人とも20代後半であり、保護者という立場であるため、いわゆる「大人のお付き合い」が表現されることが多い。
それがいい大人であるかどうかはさておき、酔った勢いで身体の関係が出来、そのまま恋人同士になった、もしくは恋慕の気持ちを抱くようになった、というのはよくある超王道のパターン。
また、いい大人だからこそ今更素直になれない、同じ保護者という立場だからこそ分かり合える、といった魅力もある。
・言葉の応酬
前述の通り、ケンカップルであるため、お互い相手に対して常に何かを言わないと気が済まない らしい。本編でも口喧嘩の回数は数え切れないほどある。そのやり取りは大人のくせしてめちゃくちゃ子供っぽく、しかもそれが始まると完全に二人の世界になってしまうため、「楽しそうね…、なんだかんだで仲良いんじゃないのよ…」と思わざるをえない展開となってしまう。
・似ていて似ていない
二人には、思考だったり、食べ物へのこだわりが強い、家族同然の人間がいる、といった点では共通するが、一方で、イメージカラーだったり、髪質といった見た目の部分から、組織に属しているか自由きままに生きているか、大事なものを護りきれなかった経験があるかないか、といった根っこの部分まで正反対である、という点も多い。
共通点も多いので、気があうし、 一緒にいると楽しいし、それなのに真逆点も多いので、お互いにコンプレックス感じたり、羨望したりする。
強く惹かれあうには十分な要素である。
・名前の呼び方
銀時は、普段は「土方くん」と呼んでいるがたまに近藤に便乗するなど、どさくさに紛れて「トシ」と呼ぶこともある。呼ばれた本人は照れ隠しからか「その名前で呼ばれたくない」といったことを言っている。呼び名に変化があることで妄想が尽きない。
これらは勿論、魅力の一部にすぎず、全部あげていたらきりがないので今更だが省略する。
運命は屋根の上から
1、2巻
二人の出会いは第6訓だが、土方が恋に落ちた回と捉える乙女が多い最初の訓が第9訓である。土方が近藤さんの敵討ちとして息巻いて銀時に刀勝負を挑むものの、圧倒的実力差で負かされるという内容。銀時が去り際に放っていった言葉によって、土方は銀時の中に曲げられない熱い魂があることを理解し、負けを認め、まるで恋に落ちたような顔をしている。
・柳生篇
13-15巻
ちょこちょこと会話をすることが多い。土方にとって初めてかもしれないかっこいい戦闘シーンがあるのに、その間一番見て欲しい当のお相手はトイレで下痢をしているという、なんとも可哀想な話である。
・ミツバ篇
15、16巻
土方の初恋の女性が出てくる重要な回。土方にとって言うことなしの相手の存在に、銀時が何を感じたのか妄想が膨らむ。
この回のラストでは、亡くなったミツバを想い土方が涙するのを、銀時が物陰に隠れてただ静かに聞いているというシーンがあり、その時の銀時の複雑な心境を思うだけで 、胸があつくなるように出来ている。
・真選組動乱篇
19、20巻
土銀にとってこれまた大変重要な回。
これまで土方に対してあまり感情を出してこなかった銀時が、ヘタレになった土方に活を入れるシーンで初めてそれを露わにする。銀時が土方のどこを好きなのかが公表される話である。
私たちの知らないところで二人はもう随分と信頼し合っていたようだ。
また、トッシー→銀時の新しい派生カップルも誕生した。
・かぶき町野良猫編
32巻
銀時がネコになるという回。この場合は動物の猫を指す。
猫の姿のまま土方と遭遇しているため、「なんだかあいつに似てるな…」と柔らかな毛並を撫でながら苦笑する土方について妄想する土銀ニストが大量発生した。
・葬式回
36巻
伝説の土銀回第三作目。単行本36巻、第316〜317訓。
歯医者回と比べると、やっぱりなんか仲良くなっている。
土方が銀時に対した「バカッ…!」は愛情溢れすぎて、土方くんもうちょっと隠しなさい。
・雪山回
40巻
遭難することで、的確な指示を出せる土方の副長としての格好良さが発揮される。
下ネタを言い出す土方に、「副長壊れだしたよ!キャラじゃないこと言いだしたよ!」と銀時が発言していて、銀時の中で土方ってちゃんとしてんだな…と感じる回である。
・金魂篇
43巻
バラガキ編において万事屋を長期不在にしていた銀時が「真選組まんじゅう(マヨ風味)」を手土産に帰ってくると、自分と正反対の性質を持つ坂田金時の洗脳によって、自分の記憶を抹消された仲間から存在を忘れ去られ、これまでにない暴言を吐かれたり、冷たくあしらわれてしまう。
この長編で土方及び真選組は登場していないが、土方もまた金時の洗脳によって銀時の記憶を抹消されていたとなれば、金時に土方を奪われた銀時の心境もどうなるのやら。しかし逆にたまや定春と共に土方も洗脳を逃れていたらどうなっていたのかも見物である。
・一国傾城篇
44、45巻
銀時の過去が明るみに出る重要な回。
身体的精神的に追い詰められる銀時のピンチを救うのが自分ではなくて、対立している見廻組のため、バズーカで荒れ狂う土方が見られる。だが銀時にとって新八と神楽はとても大切な存在なので、銀時の気持ちをきちんと理解し、銀時の大切なものを守り抜いたという見方もできる。
・マガナギ編
48、49巻
銀時の尻の穴に刀が挿しっぱなしになるという、思わず扉ページに18禁マークがないか確かめてしまう回。本当に挿入しっぱなしである。自分の部屋で沖田と凄いプレイをする銀時を見た土方の心境とは。
・入れ替わり篇
53巻
土銀が入れ替わる回。銀時が異様にかっこよく、土方が異様に可愛く描かれていることがミソで、作者の嗜好が窺える。
入れ替わることで、互いの人間関係だったり立ち位置だったりというのがより理解できたに違いない。
・さらば真選組篇
59-61巻
第551訓の二人は見る価値がかなりある。
茂々暗殺の罪で喜々新政権の元、真選組は解体。近藤・松平公は斬首を申し付けられ、精気を失う土方だったが、銀時にさりげなくいつものペースを引き出された上、国賊となりかけたところをかばわれる。自分の代わりに逮捕されそうになる銀時に何もできず、歯をくいしばる土方。わかる。男前すぎる奥様なのだ。自分より何枚も上手(うわて)な銀時に情けなさを感じる土方というのは、土銀界では恒例の流れ。まさか公式でそれがみられるとは。
相変わらず失意の底にいる土方。立ち入り禁止になった屯所の前で、銀時は今までひた隠しにしてきた自分の暗い過去を打ち明け、「まだ間に合う。まだどっちも護りたいものを、お前なら守れる」と背中を押す。締め切った屯所の扉を(ふたりで)開けた向こうで待っていた隊士たちを前に、ようやく、真選組副長の志を思い出し、隊服を羽織る土方。カメラはまわっていないが、それを後ろから見守る銀時。めちゃくちゃかっこいい副長の背中。それを見守る銀時。
の気持ちについて考えてほしい。
なんやかんやで近藤松平を救出、江戸を発つことになった真選組。
いつもの定食屋で落ち合う二人。その会話の雰囲気からして「ん?」となるのだが、
店で取ってある酒を飲むように指示し、「全部飲みきった頃に帰ってくる」と伝える土方。続けて「残りの借りはその時返す」と、『必ず帰るから待っててくれ』発言をした。
その後もお前にしてきてもらったこと俺は忘れねえ、とデレまくり、一方の銀時もまた、俺だってお前と出会って忘れてたもの思い出したよ!とデレ返す。二人にとって重要なキーワードである土方スペシャルと宇治銀時丼を交換して食べ、笑いあう。
できてるやないか。
・花見会(ジャンプフェスタ2005年バージョン)
第125話。ジャンプフェスタ2005年で流された花見会のアニメ版オリジナル。
原作・アニメにおいて土方が銀時に対し、唯一「銀時」と下の名前呼びをしている回になる。
・手錠回
第166話。二人が両手首を手錠で繋がれ仕方がないので1日行動を共にする。
道行く人々、特に女の子たちは手錠で繋がれた二人をまじまじと見ていた。
熟年夫婦の口喧嘩をしていたり一緒にトイレに入ったり正常位でバイクに乗ったりともう色々とひどい。
本当にひどい。しかも極め付けは「仲良くねぇって(照)」いやもうあれは照れ入ってた。絶対仲良いよね。
土銀描写に思えるシーンは、土方が、全くの仮の姿でいる銀時を見ても、あいつに似ていると発言をする点と、最後の戦闘シーンで銀時のアシストをする点。
しかしそれ以上に重要なのは、姿を消していた5年の間土方が一体どのような思いで銀時を捜してきたかという点と、姿を消す前の最後の逢瀬でどんな思いで銀時はいつも通りを振る舞ったかという点である。いや、残された5年後の銀時の最期の姿を見た土方の反応も重要か。
とりあえず劇場版を観て号泣してほしい。そしてこれらのことについて熟考する必要がある。最後の万事屋と真選組の共闘で真選組が万事屋を持ち上げるシーン。普通なら一番体重が重い銀時は近藤が持ち上げるが、当たり前の様に土方が持ち上げているシーンは必見である。
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