失われた千年に狂わされた空っぽの少女は、かけがえのない温かな絆に心を満たされる。少女は注がれた愛を胸に、己が犯してしまった大きな罪に誠心誠意心を込めて立ち向かう。
プロフィール
概要
イベント「コウと空っぽ影法師」で初登場。
男勝り……というよりかなり乱暴な口調で話す少女。
失われた王家の関係者らしいが……？
容姿
青みがかった黒髪と、大きな耳、そしてもふもふとした6本の尻尾を持つ少女。
白を基調とした着物を着流している。流石エルーンだ……
色味は完全にコウとの対比。
活躍
『コウと空っぽ影法師』本編での活躍
どういうわけか他の王家の継承者を襲撃し神器と九尾の炎を奪ってまわっていた。
しかし、玖之王家のコウに対しては極悪人と呼んで激しい殺意を剥きだしにしていた。
その正体は、失われた王家の捌之王家の一族の者。
玖之王家と同様に九尾復活を目指す捌之王家によって九尾の器として育てられた。
しかし、コウとは異なり継承者としての力が弱く落ちこぼれで、幼い頃から教育という名の虐待を受けていた。男勝りな口調になったのもその影響とみられる。
そして、コウが器として完成したことで用済みとなったヨウは洞窟に生き埋めにされてしまう。そう決めたのはヨウの両親である。
誰からも、生んだ両親からすらも見捨てられ「空っぽ」となったヨウ、その心には自分から全てを奪ったコウへの憎悪が残った。
だが、ヨウは洞窟に用意されていた脱出手段を用いて脱出。それを用意したのもヨウの両親だった。
指名にも王家にも縛られず自由に生きてほしい。九尾の器でなく多くの愛を受けられる器として育ってほしい。
捌之王家に逆らえず、生まれたばかりのヨウを差し出したヨウの両親。それでも娘に対する愛は捨てておらず、脱出手段と共に残した手紙でヨウは自分は両親から愛されていた、自分は「空っぽ」なんかではないと知ったのだ。
そのまま追手が来ない場所まで逃げるも、アキノでコウたちに敗れた九尾の残滓に目をつけられてしまう。
ヨウを器に復活を企む九尾によって記憶を封じられたヨウはコウへの憎悪を利用され王家の継承者たちを次々と襲撃し九尾の炎を奪っていった。
ソシエとユエルの炎と神器も奪ったヨウはコウと対峙。
コウはヨウの過去に触れ、その憎悪の原因を知った上で、ヨウを救おうと向かっていくのだった。
その強い意志の前に、九尾の洗脳が解けかける。しかし、抵抗虚しく九尾によって無理やりその身体を奪われてしまう。
主人公らの活躍によって九尾から引き剥がされたものの、未だ反撃の意志を見せる九尾。
「罪は罪だ」「誰も貴様を愛さない」
九尾の言葉によって心を挫かれそうになるが、ヨウの過去を知ったコウは彼女を許す。「大勢の人間を傷つけたことがあります。それも、自分可愛さで」「ですが、みんな許してくれました」と、自らの過去を語りながら。
「まだ空っぽというのなら、僕が貴方を満たして満たしてみせます」
その言葉が支えとなり、コウへの信頼が芽生えたヨウ。
九尾を葬るため対峙する二人。
二人で黯之舞を舞えば完璧に滅ぼすことができるというコウ。しかし、ヨウは黯之舞を踊れないと首を横に振る。しかし、コウはそんなヨウへ優しく声をかける。
「「黯之舞……景櫻」」
コウは神器を手に、ヨウは自らの刀を手に見よう見まねで。黒い火花の花吹雪が九尾を囲み、美しい大樹のような美しい形をとりながら、断末魔を上げる九尾を葬り去る。
こうして、王家と九尾との因縁は消滅し、ヨウは九尾の呪縛から解放されたのだった。
その後
コウの提案で、ミマカの町の人々に謝罪。だが、九尾のせいとはいえ襲ったのは事実であり、殆どが批判的な言葉を投げかける。しかし、湯屋での復旧作業に精を出すヨウを見て、人々は考えを改め始め、次第に湯屋以外からも手伝いを頼まれるように。
その後はコウと共に主人公の騎空団と同行し、襲撃してしまった王家をめぐる贖罪の旅に出ることに。
2021クリスマス
ふとしたことで騎空団内で演奏会を開くという話を耳にし、コウに思いを伝えられるのでは…と考える。
その後、セレフィラとエルタが相談している場面を盗み聞きしていたところ……。
性能
| 奥義 | アビリティ | サポートアビリティ |
|---|---|---|
| 空之舞・塑灼 | おもてなししてやる/黒焦げにしてやる！/くたばりやがれっ！ | 藍炎の野干/寵愛の器 |
エンディング後の追加ストーリークリアで加入。
SRで最大HPと防御力が低いという欠点を持つが、藍炎Lvの上昇に応じて攻撃力が増えていくアタッカー。狐火状態の敵に対しては、更に火力が増える。
同じ属性のコウや、(あまり現実的ではないが)グランデ編成などの属性混成パーティなどでユエルやソシエと組ませる事でさらにパフォーマンスを発揮する。
かなりピーキーな性能だが、SSRをあまり持ってない初心者などで一撃離脱の火力が欲しい場合にはパーティーに加えるのも考慮してもよいかもしれない。
余談
英語版での名前は『You』。そのため、一見誰に話しかけてるのかわからないという場面が存在する。
更に付け加えれば、ぐらぶるっ!ではJ・Jのラップ調による説得が行われた。それでは効果がないのでは……と思われたがこうかはばつぐんだったらしい。
ホワイトデーでは、団長がプレゼントを渡す側になるのだが、そのリアクションは上述の英語版を頭の中に入れて聞いてみると……。
