ウイグルとは
- 中華人民共和国領になっている中央アジアの地域。
- 主に中央アジアに住む民族。
- かつて中央ユーラシアで活躍した騎馬民族。
- 漫画『北斗の拳』の登場人物。本項で解説。
ウイグル(北斗の拳)
CV:郷里大輔
ウイグルとは、拳王ことラオウの配下で“鬼の哭く街”として知られる大監獄・カサンドラの獄長。
恐ろしく巨体で体重は300㎏(アニメではさらに増え500㎏)もある。本人曰く蒙古の子孫とのこと。(但しウイグルとモンゴルは別の民族である)
残虐な人間の多い世紀末世界でも目を引くサディックな性格で、脱獄囚など自分に挑戦を図る者や、殺されることを嫌がる者を笑みを浮かべて殺すのが趣味という超が付くドS。
命乞いする者の声に耳を傾けながら「あ〜、聞こえんな!!」と白々しく答える台詞は有名である。
カサンドラは、ラオウが拳法を奪うために投獄された者など多くの人が収容され、誰一人として生きて帰ることが出来ず、不落のカサンドラ伝説ともいわれている。また、凶悪犯が哭いて出獄を乞うことからカサンドラは別名・鬼の哭く街と呼ばれている。
そしてウイグル自身はこのカサンドラ伝説を自身の伝説でもあると自負している。対戦時には相手の墓穴を用意させるほどの自信家。カサンドラにはトキが幽閉されており、拳王からトキとケンシロウの再会という最も避けるべき事態の阻止を厳令されている。
ケンシロウとの決戦では二本の鞭を使った「泰山流双条鞭」や、自称・蒙古の覇道を支えた最大の武器「蒙古覇極道」で追い詰めるが、肩を破壊されたあげく北斗百裂拳を受け自分が掘らせた墓穴に押し込められた。
しかし、ウイグルは死んでおらず、墓穴から再び立ち上がり、トキとケンシロウを会わせてはならぬと部下達に伝え、今度こそ真っ二つになって本当に息絶えた。
このことからものすごく残虐であるが他の悪党とは違いラオウへの忠誠は本物のようだ。
また、配下の看守達からの信望は厚く(全員ではない)、北斗百裂拳で倒された直後には看守達が一斉に敵討ちを図ろうとするでも場面があった。
これは世紀末世界では非常に稀な光景である。ちなみに断末魔は「をろあ!」。
拳法・流派
泰山流双条鞭
二本の鞭を使った、ウイグルのスタンダードな戦法。器用に相手の身体に鞭を巻き付けそのまま相手をバラバラに分断したり、磔の囚人めがけて飛んできた鳥の嘴を切り落としたりと、まるで鞭を刃物のように扱ってみせる。
泰山流千条鞭
双条鞭の強化版と目される技。兜の二本角に仕込まれた無数の鞭を使い、ケンシロウの動きを止めた。旧劇場版では鞭をそのまま地面に叩きつけ亀裂を走らせ、恐ろしい破壊力を見せつけた。
蒙古覇極道
所謂ただのショルダータックルだが、ウイグルの巨体から放たれるタックルは恐ろしい威力を発揮する。
その他
兜のトサカ部分には刃が仕込まれており、それを利用した頭突きなどをしてみせたが、ケンシロウには通じなかった。