概要
デザートヘアリーは、北米(アメリカ南部〜メキシコ)の砂漠に生息するサソリである。
体長は10〜12cmくらいまでだが、最大で15cm近くまで成長する。また、非常に寿命が長く、25年生きた個体もいる。体は黄色をベースにし、背中が黒という美しい体色である。見た目から、人が刺されば死ぬと思われがちだが、本種の毒はさほど強くない。しかし、刺されれば十分に痛い思いをする。
闘虫映像において
虫王や虫皇帝では、「パワー&猛毒のマルチファイター」や「蠍界一の万能戦士」等と呼ばれており、その戦闘力は非常に高く、大会で準優勝した経験のある実力者。間合いを取るのが巧妙で、リーチの長い尾の毒針をムチのように使いこなす。しかし、毒針攻撃は分厚い装甲を持った相手とは分が悪く、オオエンマハンミョウの前では3度も破れている。
しかし、それはデザートヘアリーが弱いということでなく相性の問題であり、過去の戦闘を見てみると…
・突然襲いかかったチリアンファイタータランチュラの前足を鋏で押さえつけ、毒針を頭部にぶちこむ
・上から毒牙攻撃をしようとした南米産タランチュラの攻撃に素早く反応して、脳天に毒針を流し込む。
・キングバブーンに腹を食い破れながらも、毒針で反撃して相討ちに持ち込む
・カブトムシが僅かに一瞬上羽を広げた隙間を広げた瞬間に毒針をピンポイントで突き刺す。
まさに、蠍界の万能戦士に恥じない闘いぶりである。