正式名称「インフィニット・ストラトス」で通称がIS。本編ではどちらかというと通称で言われることが多い。
10年前に束によって発表された宇宙空間での活動を想定し、開発されたマルチフォーム・スーツ。
開発当初は注目されなかったが、束が引き起こした「白騎士事件」によって従来の兵器を凌駕する圧倒的な性能が世界中に知れ渡ることとなり、宇宙進出よりも飛行パワード・スーツとして軍事転用が始まり、各国の抑止力の要がISに移っていった。
ISは核となるコアと腕や脚などの部分的な装甲であるISアーマーから形成されている。
新装版ではISによって使われている装甲が違ったりする。
その攻撃力、防御力、機動力は非常に高い究極の機動兵器。
特に防御機能は突出して優れており、シールドエネルギーによるバリアーや「絶対防御」などによってあらゆる攻撃に対処でき、操縦者が生命の危機にさらされることはほとんどない。
ISには武器を量子化させて保存できる特殊なデータ領域があり、操縦者の意志で自由に保存してある武器を呼び出せるので、邪魔にならない。
ISは自己進化を設定されていて、戦闘経験を含む全ての経験を蓄積することで、IS自らが自身の形状や性能を大きく変化させる「形態移行」を行い、より進化した状態になる。
第三形態までが確認されている。コアの深層には独自の意識があるとされていて、操縦時間に比例してIS自身が操縦者の特性を理解し、操縦者がよりISの性能を引き出せるようになる。
ISには謎が多く、全容は明らかにされていない。特に心臓部であるコアの情報は自己進化の設定以外は一切開示されておらず、完全なブラックボックスとなっている。
原因は不明であるがISは女性にしか動かせず、それが原因でこの世界は女尊男卑の世の中になってしまった。唯一の例外が一夏であり、彼が男性でありながら何故ISを動かせるのか、開発者である束でさえも特定出来ておらず、全てが謎に包まれている。
コアを製造できるのは開発者である束のみであるが、ある時期を最後に束はコアの製造をやめたため、ISの絶対数が467機となり、専用機を持つ者は特別扱いされることが多い。
なお、この機体数はあくまで公式上のものであり、ゴーレムなど秘密裏に存在する機体・コアもある。コアの数に限りがあるため、新型機体を建造する場合は既存のISを解体し、コアを初期化しなくてはいけない。
ISの世代
第1世代
兵器としてのISの完成を目指した機体。現在はほぼ退役している。
作中では白騎士、暮桜が該当する。
第2世代
後付武装によって、戦闘での用途の多様化に主眼が置かれた世代。現在最も多く実戦配備されている。
打鉄やラファール・リヴァイヴ、ラファール・リヴァイヴ・カスタムII、アラクネが該当。メイルシュトロームやテンペスタⅡ型が該当するかは不明。
第3世代
操縦者のイメージ・インターフェイスを用いた特殊兵器の搭載を目標とした世代。未だ実験機の域を出ない。そのためか鈴の甲龍のように燃費の向上に重点を置いたものもあるが、どの機体も燃費が悪く、新たな課題となっている。
ブルー・ティアーズ、甲龍、シュヴァルツェア・レーゲン、銀の福音、ミステリアス・レイディ、打鉄弐式、シュヴァルツェア・ツヴァイク、ファング・クエイク、サイレント・ゼフィルス、白式が該当する。
第4世代
装備の換装無しでの全領域・全局面展開運用能力の獲得を目指した世代。展開装甲や自動支援装備が標準装備されている。各国が未だ第3世代機の実験段階にある現在では、束が直接設計・開発した欠陥機として放置されていた機体を調整した白式(あくまで武装にのみ展開装甲を施されただけである為、正確には第3世代に該当する)と紅椿の2機しか存在しない。
関連タグ
アームスレイブ…ある意味「天才(束個人とウィスパード複数人)によってもたらされたオーバーテクノロジーの産物」繋がりのライトノベル世界のリアルロボット兵器、もちろん男女を問わず運用できる
パラメイル…IS同様ある理由で女性ばかりがパイロットとして運用するリアルロボット兵器、安全性は「棺桶」と評されるレベルである、パイロットの生身がむき出しになるところとパイロットスーツがフェチズムをそそるものであることは共通している