CV:能登麻美子
概要
作中で最初に登場した女神族で、「神兵長」の階級にある。
本来の姿は1対の羽にピンク髪、豊満な肢体と露出度の高い衣装が目を引く美女で、口調こそ丁寧だが、女神族を「至高の存在」と称してそれ以外を平然と見下す傲慢な性格。
かつては四大天使リュドシエルの側近だったが、古の大戦で肉体と力を失ってしまった。
一応それなりの実力者ではあるのだが、十戒クラスには遠く及ばない程度。
リオネス王国に攻め込んできた十戒の脅威に対抗すべく、デンゼル・リオネスが自らの命と引き換えに召喚し、彼の肉体を我が物として復活を果たした。
しかし、自身の実力では全く歯が立たない十戒と戦わせるために呼び出されたことに恐怖して逃げ出そうとし、女神族に個人的な恨みを持つデリエリに追い詰められ(デリエリが女神族を特に激しく憎悪するようになった一件にも実際に関わっていた模様)、挙句「話し合おう」と命乞いなどをするも、呆気なく胴体を泣き別れにされ死亡した。
魔力
「聖櫃(アーク)」
ネロバスタ固有ではなく、女神族なら基本誰でも使える種族共通の魔力。
自然ならざる魂を浄化して消し去る「浄化(パージ)」の上位互換にあたり、範囲や威力が大幅に強化され、ネロバスタのものは赤色や灰色の魔神を容易く消滅させる威力がある。
しかし、十戒のデリエリにはほとんど通用しなかった。
余談
上記のように、デンゼルの肉体を乗っ取った結果だからとはいえ「羽の生えた女声の爺さん」という本来の姿からは掛け離れた冗談のような姿に加え、上記のような経緯で呼び出された割に至って小物な性格・行動など、元々は読者の好感を得るような人物ではなかった。
しかし、時を経て過去回想で見せた本来の肉体があった頃の可愛らしい行動により、一部の読者の間で「ネロバスタかわいい」と評され、意外な人気を博すこととなった。