アザゼル(ラストオリジン)
あざぜる
概要
韓国発祥のターン制SRPG『ラストオリジン』に登場するバイオロイド。
数少ない宗教布教用バイオロイドのうちの一機で、ヴェロニカはアザゼルの部下。
そのバイオロイドらしからぬファンタジックな見た目から察せられる通り、製造元は伝説サイエンス。
ただし製造目的や経緯は他の伝説製バイオロイドとは異なり、コウヘイ教団の母体となっていたのは宗教団体向けバイオロイドを製造していた「コウヘイ産業」というメーカーであり、終末思想を含むカルトじみた教義と美貌の天使型バイオロイドを利用して信者を惑わし、献金や労働奉仕などによる搾取を行っていた。
コウヘイ産業は性能より容姿に優れるバイオロイドを多数製造しており、その技術を伝説サイエンスの母体である「伝説動画」が高く評価し、提携を持ち掛ける。
コウヘイ側も企業間の競争が激化する中で自社と教団を守るための戦力を必要としており、娯楽用でありながら高い戦闘能力を持つバイオロイドを多数開発していた伝説の技術が欲しかったため利害が一致、正式に提携が結ばれた。
その末に2社共同で開発されたのが、アザゼルである。
2022年現在、イラスト検索はハングル語の아자젤の方がヒットする。
容姿
頭に光の環と、見るからに天使な恰好をしている。
聖書におけるアザゼルは本来堕天使だが、コウヘイ教団の教義上では濡れ衣を着せられたということになっている。
尚、FANZAGAMESではほぼ何も着ていないのが分かる。
伝説製のバイオロイドの例に漏れず、各種演出のための惜しみない企業努力の成果がそこかしこに表れている。
飛行には企業秘密のテクノロジーによって作られた反重力装置が用いられており、翼はあくまで飾り。ただし他の機動型バイオロイド同様体重は軽い。
アクティブスキル1は一見超常的な力で攻撃しているようにも見えるが、実際は腕に備え付けられたレーザー兵器を使っている。攻撃モーションはあくまでそう見えるようにチューニングされたものらしい。
性格
性格は清廉潔白をよしとする博愛主義者で、いかにもな天使といった印象。オルカ1号に合流してからも教団の教えを広めようと努力しているが、人類滅亡前のような金銭目的ではなく、純粋に神の教えを広めたい模様。(オルカ内には何人もいるT-2ブラウニーのある個体が、すぐに入信した模様)
「教団の天使」だけあってバイオロイドにしては珍しく「淫乱な行い」への忌避感が強め。ハロウィンにかこつけて、周囲の目もおかまいなしに司令官(主人公)に迫るシャーロットとセラピアス・アリスを引き止めようとするシーンも。
主人公のことは「人間の男性」と呼び、他のバイオロイド達のことも基本的には個人名ではなく「◯◯のバイオロイド」等と呼ぶ。天使はあくまで個人に肩入れなどせず、平等に接し愛を与える存在ということであろう。
そのためか好意度もオベロニア・レア並みに上がりにくく、カンストを狙うのは容易ではない。金銭に余裕があるなら、好意度が100を超えたところで『誓約の指輪』を渡した方がいいかも知れない。
性能
保護機としては珍しく、広範囲に撒くバフ・デバフを主体にして味方を守るという、一風変わった再臨の奇跡を巻き起こす守護天使。
アクティブスキル1は広範囲対象の攻撃スキル。攻撃力とダメージ倍率は保護機なりなので火力には期待しづらいが、同時に被ダメ上昇・攻クリデバフを撒くことができるためデバフ目当てなら中々に優秀。
アクティブスキル2は周囲8マスに攻撃・命中・防御・回避のバフを撒くもので、対象範囲の割には倍率も高い。
どちらのスキルも攻防両面で味方を手厚くサポートするものになっており、特に火力面の補助は保護機としては意外に貴重。上述したパッシブ3の効果も併せ、かなり独特の立ち位置を築いていると言える。
欠点は保護範囲・耐久バフともにSSランク保護機としては頼りなく、その他のサポート能力を抜きにして見ると正直物足りない。
また、フルリンクボーナスが通常はスキル威力は25%だが、アザゼルは15%と低い数値に設定されている。
育成は防御型の保護機なので素直にHP・防御を中心に振るのがオススメ。
機動型共通の欠点として素の命中が低いので、アクティブ1を生かしたいなら装備かステ振りでカバーする必要があるが、自前の防御系バフがやや心許ないのもありHP・防御を削りすぎると脆くなりがちな点には留意しておきたいところ。
フルリンクボーナスはHP+20%かバフ・デバフLv+2あたりがオススメ。