コギト(ポケモン)
こぎと
概要
『Pokémon LEGENDS アルセウス』に登場するキャラクター。
黒い帽子をかぶり黒いドレスを着た銀髪銀眼の美女で、老獪な口調のミステリアスな雰囲気を醸し出す人物。常に困ったような人相をしている。
ヒスイ地方にあるどの勢力にも属さず、世捨て人の様な生活を送っており、外界に対して自発的に干渉しようとしない。
紅蓮の湿地の隠されたエリアで一人暮らしをしているが、常用しているテーブルや椅子・住居の内装は他と比べてお洒落で洋風な物であり、出自や経歴も推察し難い。
あかいくさりに関する真実を伝承し、伝説のポケモン達にも顔がきくなど底が知れない。
劇中においては、唯一その存在を知っていたウォロが紹介する形で主人公と邂逅し、絶望的な状況に核心的な情報を伝える形で手助けした。クリア後も準伝説の調査イベントを始めた主人公によく絡む。
そうして古来からの知識を受け継ぎそれを求めて訪ねてくる相手には応対するが、ヒスイ地方にどんな異常事態が起こっていても自身の側から動こうとはせず、事態解決の場には一切出向こうとはしなかった。
知識を伝承する意味やそうするようになった経緯・過去の事件の詳細などには興味が無いらしく、それらについて知りたがるウォロの質問攻めを鬱陶しがっていた。
その為か、ガチの神器であるせいれいプレートをまな板に使用していたなど、ぶっとんだ天然ボケの気もある(彼女曰くプレートをまな板にすると切った食材の味が良くなったらしいが…)。
余談
名前の由来は恐らく、ラテン語の「Cogito, ergo sum(我思う、故に我あり)」。
その容姿などから、ウォロと同じく彼女もまた、シロナの先祖の一人である可能性が高い。
重大なネタバレになるのでここでは詳しい内容は控えるが、ウォロの顛末や、コギト自身の性格等を考えると、シロナの直系の先祖はウォロではなく彼女の方なのではないか、という説もある。
ポジションがDPで登場するカンナギタウンの長老(シロナの祖母)に似ている点も拍車をかける。
一方で目元はイッシュ地方の四天王であるギーマによく似ており、シロナではなくギーマの先祖、或いはシロナとギーマが遠い血縁だったのでは、という説まで浮上している。
自身の立場を「ヒスイ地方にのみ起こりうる事態への対処法を後世に残す」碑文や書物と同等の存在と捉えているらしく(それらが自身から動いたり語りかけたりはしない)、一方でそれ故にヒスイ地方に居続ける事を義務付けられている境遇を疎ましく思っている様である。