Make_a_new_track!!
めいくあにゅーとらっくくらいまっくすかいまく
概要
『Make a new track!!』とは、ゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』において2月24日より実装された3番目の育成シナリオである。正式名称は『Make a new track!! ~クライマックス開幕~』。
キービジュアルは今までの育成シナリオとは違いトレセン学園の生徒のみで構成されており、シンボリルドルフ、ナリタブライアン、タマモクロス、メジロマックイーンの4人が描かれている。
ストーリー
乙名史悦子の呼びかけにより、メディア主導の新たな大規模レースが企画される。その名は「トゥインクルスター・クライマックス」。同一の組み合わせで三度戦い、順位毎のポイントを加算して「最強」を決めるシステムで、2戦目以降は相手が分かっているために、通常のレースで起こるようなまぐれが起きにくい。すなわち、純粋な地力で最終結果が決まると言っていい。
トレセン学園もこの企画に協力することになり、これを目指して担当ウマ娘とトレーニングを重ねていくうちに、乙名史記者の想いが明らかになっていく。
ゲームシステム
トゥインクルスター・クライマックス
他2シナリオのURAファイナルズと差し替える形で最後に行われるレース。概要は上記の通りであり、ハッピーミークやビターグラッセ、リトルココンも参戦する。最終第3戦を戦うと、楽曲「BLOW my GALE」を獲得できる。
育成について
根幹となる育成システム自体は共通だが、それ以外の多くが他の育成シナリオと異なる。
個別に焦点を当てた今までと異なりダビスタのような育成特化になっている。
- 個別育成目標が無い
まず、前2つのシナリオに存在した育成目標が存在せず、それに伴い育成ウマ娘イベントが大幅に削られている(全ウマ娘共通のイベントの一部を除く)。強いて挙げればジュニア/クラシック/シニア期末までにレースで得られるポイントを規定数値以上獲得することが目標ではあるが、具体的なローテーションの指定は全くないため、自分でレースを自由に決めることが出来る。
またこれに伴い全てのレースで合計5回までコンティニュー可能になっているので、固有二つ名チャレンジや有馬チャレンジがやりやすくなっていると言えるだろう。なお、特定条件を達成すると、特別イベントが発生し、ステータスが大きく上昇したり、スキルヒントが貰えたりする。
しかしデメリットもあり、目標レースが無いと言う関係上トゥインクルクライマックス以外の全てのレースで体力を消費してしまい、前述のイベント削減の影響で定期的な体力回復イベントもほぼ無くなっているため、これまで以上に体力の管理に注意しないといけない。
このようにシナリオの進行に関わるイベントが殆ど無くなっている代わりに、サポートカードイベントのようにウマ娘同士の掛け合い形式で進行し、一話完結するランダム発生式のメインシナリオイベントが非常に多く盛り込まれている。
- 固別コンディションイベント・隠しイベントの削除
上述の通り育成ウマ娘イベントは全ウマ娘が共通で持っているイベント以外の殆どを削られており、固有のコンディションイベントや隠しイベントも例外ではない。
ナリタタイシンの菊花賞前強制やる気DOWN+「練習ベタ」の付くイベントや、スーパークリークの「小さなほころび」→「大輪の輝き」が付くようなイベントが削除されている。
そのため、バッドコンディションイベントでステータスの伸びづらかったウマ娘の育成も容易になった。
オグリキャップの天皇賞(春)出走イベントやカレンチャンのサマースプリントシリーズ制覇イベントなど、育成目標外のレースに紐付けされている隠しイベントも発生しない。そのため本育成シナリオと同時に実装されたサイレンススズカの「大逃げ」のスキルヒントを得られるイベントもこの育成シナリオでは習得できない。
ただし、以前のシナリオの同レースで強力なライバルウマ娘が出てきた場合、本シナリオでも引き続き出てくることがある。極端な例ではチヨノオーのシニア級JC・有馬のライバルはスピード・パワー・賢さカンストという一種のエンドコンテンツと化している場合も。
...と思われていたが、2022年3月1日のお知らせにて上記の内容は不具合であった事が判明。
後日修正が入るようなので今のうちに戦ってみるのもいいかもしれない。
- 特別ショップ
メイクデビュー後から使用可能になる機能で、レースに勝利すると得られる「ショップコイン」を支払うことでアイテムと交換できる。
アイテムの効果はステータスに直接影響を及ぼすものだとステータス上昇、バッドコンディション除去、グッドコンディション付与、絆ゲージ上昇、やる気アップ、トレーニングレベルアップ、体力上限アップ・回復、行動に対して効果を発揮するものだとトレーニング効率アップ、トレーニングサポートキャラの再配置、トレーニング成功の確実化、レースボーナス上昇などがある。
なお、スキルPt同様に育成完了までに余ったショップコインは破棄され、次回育成に持ち越すことはできない。
- ライバルウマ娘
育成ウマ娘の適正の高いレースにおいて、少しステータスが高めのライバルウマ娘が登場する。
ライバルウマ娘とのレースを制すると理事長からお褒めの言葉が貰えるメインシナリオイベントが発生し、ステータスがいつもより多めに上昇したりスキルヒントを獲得できたりする。
どんな育成方針がお勧め?
ざっくり言うと、とにかくレースに出まくってライバルウマ娘に勝ちまくるのがセオリーという、トレーニング重視であるアオハル杯と真逆の方針の育成が勧められる。
つまりサポートカードはレースボーナスがあるものを選んで編成しておきたい。つまりアオハル杯で有効だったたづな・葵はレースボーナスがなくお出かけにターンを使うので使いにくいキャラという評価になってしまうし、これまでぶっちぎりの壊れだったキタサンブラックも選択肢の一つに落ち着いてしまう。
ある程度コツを掴むと分かるが体力回復アイテムやトレーニング失敗率0のアイテムもあるのでお休みすら削って連続出走させたり合宿トレーニングをフル敢行したりするのが当たり前の光景になってくる。
ただし、レースは圧倒的に芝マイル・芝中距離に偏っており、特にジュニア級は芝マイルに適性がないと碌に稼ぐことができず、マイル適性の有無で育成に大幅な格差が生じると言っても過言ではない。
中長距離メインのウマ娘でも可能なら因子で盛りまくってマイル適性B以上で始められるようにするといいだろう。
ハルウララのシナリオをプレイしたことがあるなら分かるだろうがダートウマ娘は更に深刻であり、ジュニア級の目標が芝より低いのでクリアするだけなら難しくないものの強いウマ娘を育てる場合芝適性がないと話にならない。一刻も早く地方競馬の交流重賞の充実が待たれるところだ。
最後のトゥインクルスタークライマックスで優勝すると金スキル「一番星」のヒントを入手することができる。
これはレース後半で速度と加速力が上がるスキルだが自身の勝利数を参照する。
検証では25勝以上で最大値になるためこの育成では30回前後の出走をすることが望ましい。
要するに史実オグリキャップを彷彿とさせる酷使ローテを組んで出走し、コインを稼いでショップの薬で回復して合間合間にバフアイテムを積んだトレーニングを挟むのが理想となる。
メインシナリオに「トレーナーはウマ娘に過酷なスケジュールを課してるというゴシップを広めようとする記者をなんとかする」ものがあるが、30を軽く超える出走にゼリーとお守りで休みなくトレーニングや出走をさせる過酷スケジュールが最適解なのを見越してこれを実装したのだろうか…