「褪せ人よ 愚かな野心の火に焼かれ お前もまた、エルデンリングを求めるのか?」
「ならば、その火ごと消してくれよう 忌み鬼のマルギットが」
概要
ストーリーの最序盤に登場する中ボス。
主人公の倍近い巨躯を誇り、顔の半分がサンゴのような複雑な形状に枝分かれした角で覆われている。また、先端にカニの爪のようなものを携えた尻尾が生えている。
ストームヴィル城を訪れた主人公の前に上記の口上と共に現れ、門番の如く立ちはだかる。基本的には彼を倒さなければその先へ進むことはできない(一応戦わずに先へ進む方法もなくはない)。
右手には身の丈ほどもある杖を持ち、ローブを纏った魔導士のような姿で、実際に魔法も得意な模様。しかし、実際は杖や魔法によって作り出した光の武器を用いた接近戦を主体とするバリバリの武闘派。
しかも恐ろしく強い。それこそ鬼のように強い。仮にも「最序盤の中ボス」だというのに遠慮や手加減などというものは一切なく……
- 緩急を付けて杖を縦横無尽に振り乱す近距離攻撃
- 石畳を穿つほどの勢いで杖を突き出す中距離攻撃
- 光の短剣を次々に投げつける遠距離攻撃
- 体を回転させて武器や尻尾を振り回す範囲攻撃
- 光の大槌で豪快に地面を粉砕するジャンプ攻撃
- 光の長剣を作り出すや否やいきなり斬りかかってくる奇襲攻撃
- 両手の武器を微妙にタイミングをずらしながら立て続けに振るう連続攻撃
……といった具合に、圧倒的な攻撃力と多彩な技で主人公の肉体をプレイヤーの精神ごと正面から叩き潰しに来る。
光の大槌や長剣は体力が一定以上削られてから解禁される。ただでさえ激しかった攻撃に更なる威力と派生パターンが加わり、前半戦だけでも四苦八苦していたプレイヤーに絶望を与えた。
あまりの強さに初見で突破できたプレイヤーは非常に少なく、現在ではエルデンリングという作品の難易度の高さを象徴する存在の一つ。一時は攻略率が30%前後にまで低迷していたほどであり、一部ではガスコイン神父の再来、あるいはそれ以上の強敵として畏れられている。