1.のフリーゲームに関して
作品解説
ストーリーは、突然異世界の最下層で目覚めた主人公が、目的も分からぬまま世界の上層を目指して冒険する、というもの。
上へいくほどに様々な世界が広がり、冒険の中で主人公は、自分の目的と世界の真実を知ることとなる。
ストーリーは5,6時間でクリアできる短いシナリオであり、EDはトゥルーエンド1と小エンディング13の合わせて14種類存在する。
トゥルーエンドはゲームをクリアすることにより見られるが、小EDはゲーム中いたるところにあり、これを見ても直前の状態まで戻されるだけで、ゲームは普通に進行していく。
RPGツクール2000で作られており、曲はほとんど自作である。
作中には様々な洋楽ネタが見受けられ、作品名はピンク・フロイドによる同名のアルバムから。
主要登場人物
トト…主人公の青年。名前はオープニングで変更可能。
クリシュナ…盗賊に襲われ、死にかけの父親に助け出してほしいと頼まれた娘。
ギルモア…砂の星で仲間になる学者。
エリナー…謎の女性。マギ使い。
ヘイムダル…謎の黒騎士。
アシカ…マギ剣士の青年。
黒い服の男…この物語の案内人。
2.のアルバムに関して
イギリスの世界的なロックバンドピンク・フロイドのデビューアルバム。
同バンド結成時の中心メンバーであったシド・バレットが、唯一最後まで関わっている作品。収録された全11曲中8曲がバレット一人が書いており、童話をベースとした幻想的な世界観が表現されている。この当時の作風はサイケデリック・ロックであり、後にプログレッシブ・ロックで名を馳せるピンク・フロイドとは完全に音楽性が異なる。
このアルバムの収録中、レコーディングの様子を窺いに来て、バンドの演奏を耳にしたビートルズのポール・マッカートニーが、「彼らにはノックアウトされた」と語ったという逸話がある。
結果は全英6位、全米131位と上々だったが、バレットは次回作『神秘』制作段階で、ドラッグの過剰摂取による精神の荒廃を理由にバンドを脱退することになる。