日本じゅうがきみのレベルに落ちたら、この世の終わりだぞ!!
にほんじゅうがきみのれべるにおちたらこのよのおわりだぞ
ドラえもんが発した大暴言。
解説
漫画『ドラえもん』の「ハンディキャップ」という話(てんとう虫コミックス39巻収録)でのセリフ。
この話に登場する「ハンディキャップ」という道具はヘルメット状の道具で、これをかぶると周囲の人の知力および体力などの能力が自分と同じレベルに合わせられる。
効果の及ぶ範囲はダイヤルで指定でき、最小は5メートル四方、最大だと日本全域まで広げられる…という説明をドラえもんがしている途中で「やっぱり貸すのやめた。」とポケットに戻そうとした。
「いまさらそれはないでしょ!」と道具を強奪するのび太に対してドラえもんが言い放ったのが
- 日本じゅうがきみのレベルに落ちたら、この世の終わりだぞ!!
という最大級の警告…というか大暴言がこのセリフである。
オリジナルのドラの畜生発言は他にもあるが、ここまでドストレートなのは例をみない。
新装版では読点がなくなり「この世の」が「この国は」に修正され
- 日本じゅうがきみのレベルに落ちたらこの国は終わりだぞ!!
に変更されており「辛口セリフカード」でもこちらが採用されている。
話のオチとしては出木杉のレベルに合わせてみようと範囲を調整して出木杉にハンディキャップを被せ、出木杉レベルになったのび太は頭が冴えるが、それは「出木杉の力」によるもので「自分の力」ではないことに情けないと感じ、本当に頭を良くしたいなら勉強するしかないと分かったのび太は道具をドラえもんに返却するというものであった。
そんなのび太をドラえもんは「一人でそこに気が付いたのは頭が良くなってきた証拠だよ」と称えるのであった。