概要
アダムより製作された。9体の量産型機。
カヲルがベースとなったダミープラグにより稼動する。S2機関を搭載。
収納展開が自在な翼を背面に内蔵しており、自力飛行が可能。
携帯武器は諸刃の剣(脚本では槍となっている)であるが、これはロンギヌスの槍(コピー)に変形する。ウェポンラックを装備していないのも特徴である。
ウナギのような眼の無い頭部が特徴。また、エントリープラグ挿入口や全体的なデザインが他のEVAと異なった設定になっている。
これは零〜4号機を山下いくとがデザインしたのに対し、量産機のデザインは本田雄が手掛けたことによる。
再起動や捕食、再生など、EVA初号機の暴走状態と非常に酷似した行動パターンを持つ。
劇場版第25話では、ジオフロント内の戦略自衛隊を壊滅させた弐号機に対抗するために輸送機から投下され弐号機と交戦した。
弐号機の圧倒的な戦闘力の前に終始不利な展開だったが弐号機の活動限界間際に9号機が放ったロンギヌスの槍によって弐号機の頭部を串刺しにする。
動けない弐号機に対し全機再起動、再生した量産機は弐号機を鳥葬のごとく捕食した後、全機で上空からロンギヌスの槍を突き刺し葬った。
第26話では、レイと同化したリリスからのアンチA.T.フィールドにより、頭部がレイの顔になる。
その後、初号機を依代にし、サードインパクトを誘発させ各機自らのコアにロンギヌスの槍を突き刺しS2機関を共鳴、およびアンチA.T.フィールドを展開。
地球上の人間、全てのA.T.フィールドを無力化し、人類全てをL.C.Lへと還元させた。しかし初号機によって、量産機のロンギヌスの槍は全て破壊されてしまった。
その後量産機は全て活動を停止、石化し地上へと降下した。
見た目での区別はつかないが、脚本や絵コンテでは9体の量産機はそれぞれ全て機体番号で区別されている。製作地は、5、6号機がドイツ、8号機が中国である。
弐号機によって破壊された順番は9号機(頭部を潰され背骨を折られる)、11号機(プログ・ナイフを頭部に突き刺される)、7号機(プログ・ナイフで右手を切断され首をへし折られる)、6号機(諸刃の剣で袈裟懸けに斬られる)、12号機(諸刃の剣で腹部から上下に切断される)、8号機(諸刃の剣で左足を切断される)、10号機(ニードルガンで頭部を刺される)、5号機(喉元を握りつぶされ13号機と同時にみぞおちを貫通される)、13号機(5号機越しにコアを鷲掴みにされる)である。