トム・キャット
とむきゃっと
プロフィール
通り名 | 化猫屋敷 |
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本名 | ??? |
エンブリオ | 【??? グリマルキン】 |
メインジョブ | 【猫神】(???超級職) |
概要
アルター王国決闘ランキング先代王者にして現第三位の準超級のマスター。
普段から頭の上に太った猫を乗せた目隠れの男性。身長は170cm前後。
合計レベル1000固定かつエンブリオが第六形態固定である為、古参のマスターからは運営側の存在として思われている。
エンブリオ
エンブリオ名 | 【??? グリマルキン】 |
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TYPE | レギオン |
能力 | 増殖分身 |
到達形態 | Ⅵ |
普段から頭に乗せている太った猫。下記の必殺スキルにより分身が出現する為、超級でも個人戦闘型では倒すのに苦戦を強いられる。
ちなみに決闘は個人戦闘型が多く、広域殲滅型等トムに有利なマスターが少ない………のだがフィガロは正面から装備強化が増殖スピードを凌駕するまで削り続けて勝利したらしい。
- 猫八色(グリマルキン)
必殺スキル。
グリマルキンが七体に増殖。それぞれがトム・キャットに変身する為計八人に分身する。
ステータスも本体と同じであり、それぞれに意志がある為バラバラに戦闘することも可能。
分身・本体問わず倒されると即座に分身が追加されるので、増殖前に全員を殲滅しなければ延々と分身と戦い続ける事になる。
ただし、新たな分身は残った分身の近くに出現するので、位置を注意して戦わないと分身が一ヶ所に集中するリスクがあり、分身は生き残っているトム・キャットの内一番健常なものと同じ状態で出現する為、生き残っているトム・キャットの最も健常なものがダメージを負っているとダメージを引き継いでしまう。
正体
ネタバレ注意
その正体は管理AI13号のチェシャ。すなわち無限エンブリオそのもの。
普段は事務服を着たふわふわなネコの姿でチュートリアルを行い、マスターへのチュートリアルの大半は彼が行っている。並列処理が得意なので他の管理AIの補佐も行う若手。
かつては『獣の化身』として猛威を奮い、野山を埋め尽くす程増殖した分身による無尽蔵の数の暴力で、当時大陸西部に存在したツヴァイアー皇国を滅ぼした。
その後マスター達の流入に伴う大規模ブレイクスルー防止のための文化流布担当として住環境の整備や地球文化の定着、マスターの存在周知の為に活動。
役割の関係上様々なアバターを使い、歴史上に何度も登場しているので偽名の数も多いが、『トム』という名前はかつてのマスターの名前である為チェシャ本人にとって特別な名前となっている。
一応常識枠である為、暴走気味の他の管理AIの行動に振り回される苦労人でもある。
マスター達の力と可能性を信じており、グローリア襲来でフォルテスラが事実上の引退となった際、戦う理由を見失ってしまったフィガロを叱咤激励して再起させている。
運営側としては超級を増やす事が第一であるが、誰よりもマスター達の自由を尊重している為、このような行動をとった模様。
能力
エンブリオ名 | 【無限増殖 グリマルキン】 |
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TYPE | インフィニット・レギオン |
能力 | 増殖分身 |
到達形態 | ∞ |
スキル
- 猫八百万色(グリマルキン)
真の必殺スキル。
伝説級ガードナー相当のグリマルキンが無限に増殖し続ける。
敵に1でもダメージを与えることができれば、圧倒的な数でいかなる敵をも蹂躙できる。
能力や弱点等は基本的に同じだが増殖速度は能力制限時の比ではなく、数の制限まで取り払われている為非常に強力かつ広範囲な広域殲滅攻撃を行えない限り倒すのは困難。
メインジョブ | 【猫神】(管理AI専用超級職) |
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存在をマスターと偽って行動する為の偽装。
前述の通り歴史上には何度も【猫神】が登場しているので名前は知られている。
現代では決闘における試練の様な存在として活動しており、決闘ランカーとして獲得した賞金はチュートリアルで配布される5000リルに利用している。
また覇王、黄龍人外が活躍した『三強時代』において三つ巴の最後の一角「シュレディンガー・キャット」として活動し、イレギュラー過ぎる二人の激突で文明が崩壊しない為の緩衝役として苦労した模様。
この登場は第七形態相当の出力に加え、専用装備である【ノーバディ・ウィスパー】を使用。
『三強時代』の生産系超級職が作成した魔法装備で、高レベル相当の《気配遮断》と《光学迷彩》が付与されている為、これを装備した本体が隠れればどれだけ分身を倒されても負けない不死身となる。
その上で覇王には800体を一瞬で薙ぎ払われた挙げ句、『詰まらん。飽きる。もっと変化を出せ。』とダメ出しをされている。
現状詳細が明らかになっている無限エンブリオが少ないとは言え、チェシャは割りと相性が悪い敵が多い。
余談
ちなみに『移動式セーブポイントは<マスター>に高く売れる』というブランドが作中では紹介されているが、そのブランドを無理にでも作る為『マスターが高く買う』事を周知させる必要があり、遠い目をするぐらい無理をした模様。