ウクライナ・ソビエト社会主義共和国
うくらいなそびえとしゃかいしゅぎきょうわこく
1919年3月から1991年8月まで存在したソビエト連邦を構成する社会主義共和国
ウクライナ・ソビエト社会主義共和国(ウクライナ・ソビエトしゃかいしゅぎきょうわこく、ロシア語:Украинская Советская Социалистическая Республика、ウクライナ語:Українська Радянська Соціалістична Республіка、英語:Ukrainian Soviet Socialist Republic)は、1919年3月から1991年8月までウクライナに存在したソビエト連邦の社会主義共和国。1917年12月25日に成立したウクライナ人民共和国が始まりであり、その後いくつかのソビエト共和国を併合し、以後は1991年8月24日にウクライナが独立主権国として成立するまで存続した。
概要
1919年3月にウクライナ社会主義ソビエト共和国の独立が宣言され、これに伴って同国はロシア共和国との軍事同盟を締結した。1936年12月にウクライナ・ソビエト社会主義共和国に改称され、1937年1月に新憲法が採択された。1954年2月にクリミアはウクライナの一部となり、1921年10月以来続いたロシアの統治から離脱した。1991年8月までソビエト連邦構成共和国だったが、ウクライナが独立主権国として成立した事で消滅した。党の配下にあるウクライナ共産党の独裁政治であり、共和国の元首はウクライナ共産党第一書記で、行政は首相が担っていた。
余談
ノヴォロシア人民共和国連邦の国歌はウクライナ・ソビエト社会主義共和国時代のメロディを流用している。一方でウクライナ共産党自身は東部の独立問題に中立だったものの、前政権の与党という理由で現政権から解散を命じられている。