概要
『新スタートレック』の第1話から登場した謎の生命体。
複数の個体がいるが、ここではジョン・デ・ランシーが演じる「Q」について解説する。
見た目は中年男性の姿をしているが、その正体は人類より遥かに進化した超次元生命体。
指をパチンと鳴らすだけで様々な現象(宇宙艦を宇宙の彼方までワープさせたり、縮小化して金魚鉢の中に閉じ込める等)を起こす能力を持つ。遠い過去や未来の出来事も把握しているらしく、人類の視点では全知全能の存在とも言える。
能力だけでなく思考も人類の常識を超えており、USSエンタープライズDを突然ボーグの巣窟へ送り込むなど愉快犯のような行動が多い。性質の悪いトラブルメイカーと言うべき存在だが、ガイナンは「尊敬すべきQもいる」と評している。
作中では突然ピカード艦長の前に現れ、謎めいた言葉で難題を突きつけてくる事が多い。しかし、最終話では彼なりに惑星連邦の未来を案じ、導いていたことが明かされる。『スタートレック ヴォイジャー』ではデルタ宇宙域を彷徨うUSSヴォイジャーの前に出現。キャスリン・ジェインウェイ艦長を気に入り、何度か彼女の旅に介入した。
当然ながらピカード、ジェインウェイ両艦長からは鬱陶しい存在と認識されている。