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概要編集

新スタートレック』の第1話から登場した謎の生命体「Q」の集団。

集団には複数の個体がいるが、ここでは主にジョン・デ・ランシーが演じる「Q」について解説する。吹き替え版の声優は羽佐間道夫


見た目は中年男性の姿をしているものの、その正体は人類より遥かに進化した超次元生命体。

指をパチンと鳴らすだけで様々な超常現象(欲しいものをその場に出現させる、宇宙艦の艦橋を裁判所のような空間へと作り変える、宇宙艦を縮小化して金魚鉢の中に閉じ込める等)を起こす能力を持つ。遠い過去や未来の出来事を把握しているらしく、寿命も永遠に近い。人類の視点では全知全能の存在とも言える。


能力だけでなく思考も人類の常識を超えており、USSエンタープライズDを突然ボーグの巣窟へ送り込むなど愉快犯のような行動が目立つ。おまけに人類を見下した傲慢な態度を取っており、彼らの暴挙に抗議すると皮肉めいた口調で説教してくる事が多い。


性質が悪いトラブルメイカーと言うべき存在だが、ガイナンは「尊敬すべきQもいる」と評している。また、その万能さ故に自分たちの将来を絶望視して自殺したクインという個体もおり、Q自身も人類の不完全さに憧れている節がある。


『新スタートレック』では突然ピカード艦長の前に現れ、彼に対する「裁判」と称して謎めいた難題を突きつけてきた(メイン画像は裁判官を模したコスプレ)。以降も何度か登場し、Qが他のQ個体に能力を奪われUSSエンタープライズDに士官として配備されるというエピソードもあった。最終話では彼なりに人類の未来を案じ、導いてきたことが明かされる。


スタートレック ヴォイジャー』ではデルタ宇宙域を彷徨うUSSヴォイジャーの前に出現。ジェインウェイ艦長に好意を抱き、何度か彼女たちの旅に介入した。ジェインウェイに自身の子の教育役を任せた事もある。


当然ながらピカード、ジェインウェイ両艦長からは鬱陶しい存在と認識されている。


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