「もうすぐ全ての次元は統一される」
「そうすればみんな一つになれるのさ。愛の名のもとに」
「ふふっ、良いだろう。お前にも愛を与えてやろう」
「お前が苦しみもがく様子を、十代にも見せてやる」
「悲しみ、苦しみ、痛み、それが十代が教えてくれた愛の表現だから」
CV:入絵加奈子
概要
暗黒使徒ヨハンとは、ユベルに取り憑かれたヨハン・アンデルセンのことである。
言っている事はほとんどユベルと同じだが、時折ヨハンの口調が混ざるのでただ取り憑かれているという訳ではないのかもしれない。
作中では特に区別用の呼称は使われていないが、設定画では「暗黒使徒ヨハン」と書かれていた。
この状態になったことで主人公(男)に主人公の親友(男)が愛を語るという、深夜42時アニメと言われる原因となったカオスな状況が生まれた。
(本質としては主人公にユベルが愛を訴えているのだが、そのユベルが両性具という存在のため実際にはさらにカオス)
ヨハンは十代が救出してくれたことに恩を感じているものの、その記憶には極力ユベルを出しておらず、ユベルにかなりの拒否反応を抱いている模様。
余談だが、漫画版のヨハンの私服はヘルヨハンと同じものである。
暗黒使徒ヨハンが使用していたカード群が2020年代になって顕著にOCG化している。
アニメで登場してから13年もの年月をかけている。
2010年代後半には、アニメDMのドーマ編で登場した「名もなき竜」などのカードや、ジークのワルキューレカードなどアニメオリジナルカードが次々とOCG化されていたほか、「ラーの翼神竜」の効果の原作再現などに力が入れられていたため、暗黒使徒ヨハンの使用カードもある程度再現可能となったのだろうか。
(OCG遊戯王のアニメが終了しラッシュデュエルアニメへの移行に伴い、OCGは終了済アニメのオリジナルカードに力を入れやすくなっているということもあるだろう)
アモン戦で用いた「混沌幻魔アーミタイル」の効果である虚無幻影羅生悶が類似モンスターカードとして登場。
「トライアングル・フォース」「デルタ・バリア」はOCGとなっていないが、他の幻魔サポートカードが優秀なためOCG化する可能性は非常に薄い。
王相手に運ゲーを仕掛けたことで有名な「アカシック・レコード」「ナイトメア・シャッフル」はOCG化されていない。
さらに、宝玉獣たちがヨハンの力に支配されることで変化した「A(アドバンスド)宝玉獣」のOCG化も決定。
「アドバンスド・ダーク」のOCG化にアニメ放送から約5年の年月を要し、さらにそこから10年。つまり、「約15年」というかなりの年月を要している。
「究極宝玉神レインボー・ダーク・ドラゴン」が宝玉獣と何の関係もないカードとなり、「アドバンスド・ダーク」も宝玉獣を闇属性にすることでレインボー・ダークとのシナジーを生み出す形で再現されたため、A宝玉獣自体が望み薄と思われていたが、まさかのOCG化。
アニメでは「アドバンスド・ダーク」が無ければ自壊するデメリットが付いただけの宝玉獣であったが、効果範囲が拡張されたり新たな効果が付与されるなど、自壊デメリットに見合う差別化は図られている。
これで全世界のデュエリストたちは、ユベルと同じように十代への愛を満たすために互いに傷つけ合って愛を深めることができるようになった。
しかし、やはりアニメでA宝玉獣のキーカードでありかみ合っていた「究極宝玉神レインボー・ダーク・ドラゴン」の効果が機能していないのは問題。
「究極宝玉神レインボー・ドラゴン」の派生カードが幾らか出ているため、レインボー・ダークもカード名に必殺技名が付与される新たなカードが作られるなどで救済措置がとられる可能性もある。