CV:能登麻美子
概要
アンゴル=モアの普段の姿の元になっている人物で、不良の女子高生。
アニメと漫画で細かな設定やストーリーが異なるが、上記のように『モアが彼女を擬態の元にしたこと』や初登場の回のクライマックスで『ドッペルゲンガーを称して現れたモアに制裁を下される』という点は同じとなっている。
外見的な違いとして、コギャルスタイルのモアが科特隊のエンブレムを模したヘアピンを着けているのに対し、麻美はウルトラ警備隊のエンブレムを模した物を着けている。またアニメではモアが鳶色の瞳をしているのに対し、麻美は碧眼である。
苗字は原作単行本26巻の相関図で判明したため、それ以前のアニメや公式ガイドブックなどでは「麻美」表記となっている。ちなみにアニメの担当声優である能登麻美子氏はコピーをしたモア役も演じており、テレビアニメのエンディングのキャストクレジットでは唯一メインキャラであるモアと併記されるキャラ(つまり二人以上の名前で記載されるパターンがあるのは彼女のみ)でもある(例えば藤原啓治氏はポール森山とナレーターを兼任しているが、クレジットではナレーター表記で表示されている)。
原作での設定
原作では第44話で初登場。睦実と同じ高校に通っているという設定。
「自分のためなら友をも裏切る勇気」を持っていることから彼女の姿と心をコピーした(モアはその後、頭を打ったショックで麻美の粗暴さが封印された)。
なお、こちらでは上記のようにお灸を据えられたが、改心はせずにその後もカツアゲ等を行っている。
その後暫くは表立って登場することは無かったが、原作第228話で久々に再登場した際にガングロ&金髪ボブカットを普通の肌色&黒髪セミロングに改めており、今後の登場が増える伏線を残している(メタ的に言えば、原作開始当初ならともかく2020年代にこんな恰好をしている女子高生はほとんどいないからと思われる。ただし友人の見た目は変わっていない)。
アニメでの設定
アニメでは第16話で初登場。
原作とは逆に「友のためなら自分をも裏切る勇気」を持つ人物であるため、不良ではあるものの、素直になれないだけで根は友人想いの優しい性格である。その為にモアが彼女の姿を借りた理由も変更された。
原作では描かれなかった家庭環境も描かれ、両親との3人暮らしで実家も裕福。幼い頃から空手に打ち込んでおり、高校でも空手部で活動していたが、不良に絡まれていた友人達を守るために暴力沙汰を起こしてから友人達や先生の態度が急変したためグレていた。その後、モアの説得で改心し自宅に帰り、両親や友人達とも和解出来た。
第356話で再登場した際には受験生となっており、滑り止めの受験は全て失敗して後がない状態だったが、モアの指導もあり無事に志望校に合格出来た。
関連タグ
ブラックスター…同作品のキャラクターで役回りは大きく異なるものの、「特定のキャラを元にしていてそのキャラと声優が同じ」「アニメでそのキャラと併記される」「一匹狼」「性格が悪いけどどこか憎めない」「素性や現在に至るまでの経緯が謎である」など共通点が多い。