CV:松浦チエ
概要
原作第4話・アニメ第1話Aパートで初登場。
当初は「幽霊少女」や「幽霊ちゃん」等と呼ばれていたが、原作第114話・アニメ第178話にて本名が判明した(しかし、アニメのエンディングクレジットでの表記は本名判明後も「幽霊ちゃん」のままである)。
霊感の無い冬樹でも見る事が出来るほど魂が濃い。そのため普通の一般人でも見える。
しかし日向家やケロロ小隊・その他周りの人間からは幽霊として認識されている一方、他の一般人などからはただの人として認識されているようで、怖がられるということが一切ない(それは本当に幽霊と思われているのかがはっきりしないほど)。その一方で、霊感が強い夏美は彼女が現れると霊障に襲われてしまう事があるなど、きちんと幽霊としての存在(というよりかは性質?)はあるにはある。
住みつかれているケロロも満更ではないようで、彼女と話をしたりする事がある
ケロン軍戦闘プラモ「ケロプラ」12体をたった3分で倒すなど、実は意外に強い。
経歴
その昔、カッパを庇ったことで牢に入れられ、長い間村人に忘れられた。そのカッパに恩返しとして助けられて牢を出るも、生まれついての病によりまもなく病死。幽霊になってからも長い間人間に忘れられたため、それ以降思い出してもらうことを理由に幽霊として存在している。
当初はその怨念を日向家やケロロ小隊にも向けていたが、原作第78話・アニメ第46話で彼らの心の優しさを見て改心。それ以降は害を及ぼすような事は無くなっている(なお、その際に成仏しかけたが、小雪の呪法で妨げられて、成仏は取り止めになった)。
軍曹ルームに住みついている理由はその牢のある場所が現在の日向家の軍曹ルームに位置するからであり、いわゆる彼女は地縛霊に分類する幽霊である。
アニメでは90歳まで生きたことが明かされているが、いつかカッパに再会した時に気付いてもらえる様にするために、幽霊での姿は若い頃のままにしているらしい。
アニメではさらに「出番が増えてほしい」という願い事(事実3rdシーズンでは第117話の予告編まで登場していなかった)があり、その都度ケロロや冬樹にアドバイスを貰おうとすることも多い。第278話Aパートでは「幽霊なのに一般人に怖がってもらえない」ということから冬樹にどうしたら周りから怖がってもらえるかアドバイスをもらおうとした。しかしケロロ小隊のせいでむしろ逆効果になってしまい、結局怖がってもらうことができなかった。
その後の第353話Aパートでは「結局誰にも思い出してもらえない」ということで再び成仏しようとしたが、最後に遊園地で乗った絶叫マシーンの楽しさを忘れられず、また乗りたいと考えてしまったのが原因で成仏に失敗。その後も日向家に住み続けている。
原作第217話ではクルルの発明品「イタコノミコン」によって、日向家やケロロ小隊と入れ替わる形で一時的に人間になった。普段着ている和服は実体化しなかったらしく、夏美のぶかぶかのシャツを借りて着ていた。その際、飼い猫の「普明丸」への墓参りや、三つ編みへの未練があったことが明かされる(ちなみにその時の彼女の姿は、漫画の初期設定のキャラクター「朝霧秋江」に似ている)。その猫もまたイタコノミコンの影響で実体を持つ猫になっていた。
フラッシュアニメ版では姿こそ登場していないが、3話で人型の染みが描写されているため、設定上は存在するものと思われる。