概要
白亜紀後期のララミディア大陸沿岸部に生息していた翼竜類の1種。学名はジョージ・フライヤー・スタンバーグへの献名である。
ゲオステルンベルギアは翼開長3~6mの大型翼竜だった。成体の雄の不完全な頭骨が見つかっているが、下顎骨はほぼ完全で約1.25mと計測されている 。ほとんどの標本は破壊された状態で見つかっているが、詳細を復元するには十分である。ゲオステルンベルギア・ステルンベルギはプテラノドン・ステルンベルギという呼び名で一般にもよく知られる。プテラノドンよりも生息年代が古く、クレスト（鶏冠状突起）の形状にも差がある。
ゲオステルンベルギアの最も独自の形質は頭頂骨のクレストである。この骨質のクレストは頭部の上向きかつ後方に伸びる。大きさと形状は年齢、性別、種（2種が知られている）によってバリエーションがある。G. ステルンベルギア(G. sternbergi)のオスのクレストは高齢のものほど大きく垂直で、G. マイセイ(G. maysei)のオスのそれは短く丸みを帯びていて垂直だが一般的により小さい 。両種のメスのクレストはオスのそれより小さく狭く丸まっている。そのクレストは恐らくディスプレイ用の構造で、彼らが他の種や年齢や性別を見分けていたものと思われる。
メディアでの活躍
- ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク 名前がローランド・テンボのハンティングリストに登場。本編にも登場予定だったが、スピルバーグにより差し替えられた。その名残としてラストで木の上で雄叫びを上げている姿が見られる。
関連タグ
- プテラノドン 長い間同種と思われていた。
