概要
魔王軍の幹部の一人。傀儡と復讐を司る、信者が一人しかいないマイナーな邪神レジーナを崇拝する、ダークプリーストの人間。謀略と諜報を担っている。
性格
当初は周囲を騙すために、聖職者らしい温厚で優しい性格を演じていたが、本性はチンピラそのもので、相当ガラが悪くやさぐれている。
カズマも彼女の本性を知った際は、かなり引いていた。
能力
上述の邪神レジーナの恩恵を受けており、自身に借りを作った人間を傀儡に変え、支配する事が出来る(ただし、支配できる数には上限がある)。また、支配力の強さの割り振りも可能。
更に、人間のみならず死体も傀儡として操る事が出来る。しかもゾンビとは異なり、飽くまで「操られているだけの死体」にしか過ぎないため、アクアの浄化魔法も効かなかった。
これら以外にもレジーナの『復讐』の力も使え、自身に攻撃してきた者に同じだけのダメージを与えられる。
以上の様に、高い攻撃能力を誇っていた他の幹部とは異なり、トリッキーかつ厄介な能力を用いる。
作中の動向
カズマを魔王軍にスカウトする目的でカズマファンを名乗って近付き、アクア以上のプリーストとしての(上辺の)力・性格の良さを見せつけ、カズマのパーティに入ろうとした。
カズマを抱き込む事には成功するが、それまで信者がセレナ一人だった事で独占できていたレジーナの力が、カズマが新たに信者に加わった事で半減したのに加え、更にそのカズマが暴走してしまい、徐々に手が付けられなくなる。
最終的にレベルを1まで下げられ、アクシズ教に入信させられてしまった。
なお、警察であらかたの情報を引き出された後は、王都の監獄に移送予定との事。
余談
ちなみに彼女が信仰しているレジーナは、同作者の作品『戦闘員、派遣します!』に、姉妹神であるゼナリスが存在している。