概要
ベースはシルビアと共通だが、当時の日産モーター店(現ブルーステージ)で顧客層を考慮しシルビアの上級仕様と言う位置づけになった、またテール枠が横型と外装の一部もシルビアとの差別化が図られている。
歴史
初代(S110)
1979年にデビュー、同年8月にはハッチバックにオーバーライダー付き大型バンパーとシングルアームのフロントワイパーが標準装備となった。同年より10月放送されたTVドラマ「西部警察」に、ハードトップ2.0XE-Ⅱをベースにオープントップにカスタマイズされた特装車が登場し、石原裕次郎扮する木暮謙三の愛車として劇中で活躍。実車は現在も動態保存されている。
1981年5月のマイナーチェンジでZ18ET型ターボ搭載車の追加に伴って、グレード整理(TE-I廃止)と外装に変更が加えられ、2.0lモデルの最上級グレードXE-Ⅱ・Gにデジタルメータが標準装備された。
1982年4月にはFJ20Eを搭載したハードトップ2.0DOHC RS及びRSエクストラが追加されたが、吸排気系の取り回しが先に搭載されたR30型スカイライン(ニューマン/鉄仮面)とは異なる。
二代目(S12)
1983年に二代目にモデルチェンジ、エンジンは同型のシルビアと同じCAとFJの二機構成だが、FJはNAのFJ20Eがラインアップされておらずターボ仕様のFJ20ETのみである、装備ではパワーウーファとチルトアップ式電動ルーフ及びキーレスが採用された。
1986年にFJ型エンジンが廃止されると共にシルビアに統合される。