概要
アクマイザー3のリーダー。
アクマ族の父親と人間の母親の間に生まれた混血児で、地球侵略を始めたアクマ族に反発し、人間の味方となっている。
見た目は悪役のようだが、正義感がとても強く、仲間思い。怒ると巨大な赤い目に2本の黒いラインが吊り上がる。笑顔を見せたこともある。
頭に埋め込まれているアクマ回路の影響で、アクマの紋章を前にしてしまうと、善と悪が葛藤し頭に赤いひび割れが現れ頭痛が起こる。
「変わるんだら~」の魔法力で、南雲健二という人間の青年の姿に変身することができる。
装備・必殺技
- ザラード
ザビタンの持つジャンケル(レイピア)。
敵に投擲する「ザビタンショック」が得意技。
- ザビタンノヴァ
腰に提げたミサイルランチャーを肩に装着し、敵を蜂の巣にするザビタン最大の必殺技。
- 変わるんだら〜
擬態能力。理論上はどんな性別の種族の姿にも変身出来るが、南雲健二以外の姿に変化するとピアスが付く仕様の為、判別は非常に容易。
- 作るんだら〜
素材を基に物体を生成する能力。やろうと思えば食べ物や生物なども作り出せる錬金術に近しい技。
- 消えるんだら〜
- まねるんだら〜
自分以外の生物や物体を自分と同じ姿に変化させる。催眠術としても使用可能。
- 動くんだら〜
- 落ちるんだら~
乗り物を消滅させ、乗っている相手を転落させる技。
- 戻るんだら〜
魔法力の解除に使う魔法力。
父親
『HERO SAGA』にて初めて明らかとなったザビタンの父親。その名前もまたザビタンであった。
息子と似た姿だが体色は黒ではなく白で、しかも背中には翼が生えていた。
アクマ族の戦士であり連隊長メザロードの幼馴染でもあったが、アクマ族の凶悪な思想に疑念を抱いた頃、立ち入り禁止となっている「知恵の樹」に入った際にアクマ族が元々地上人と同じ人間だった事実を知って地上侵略を企むアクマ族に反旗を翻し、彼らが人間狩りで捕えていた人間達を助けようとするも白鷺千代と言う女性以外は皆殺されてしまった。
千代と共にダウンワールドで逃避行を続ける内に恋に落ちるが、メザロードの手にかかって殺されてしまった。ちなみにその際にメザロードは顔に傷を負って機械化を余儀なくされた。
ザビタンの死後、千代はあっさりと捕らえられ、自身に宿った子供に愛した男の名前を与えた。それがアクマイザー3のザビタンである。
その後メザロードはこの反乱事件をきっかけにアクマ憲法の改正を提案、アクマ族の男子たちにアクマ回路を埋め込むようにした。
尚、先代ザビタンが反乱を起こすきっかけとなった知恵の樹の正体は大昔に大変動で地底に移住してダウンワールドを築いた人々の一人、つまりアクマ族の始祖の成れの果てであった。そして2代目ザビタンもまたその知恵の樹に入った事でアクマ族の真実を知り反乱を決意した。