概要
1999年に、コロンビア出身のダンサー・振付師であったアルベルト・ベト・ペレスがアメリカに渡り始めたダンスフィットネスプログラム。
始まりはペレスがコロンビアでエアロビクスのレッスンをしていた時に、本来のエアロビ用の曲が入っていた音源を忘れてきたので急遽車にあったラテン系音楽のテープを使って即興でダンスを踊ったことにある。
最初は「ルンバサイズ」と言う名前だったが、ペレスがアメリカに渡って出会った実業家と合同でプログラムを商売として整え、その際に「ZUMBA」と言う名前に改める。
現在では世界中で広く愛好家のいる大手のプログラムとなっている。
クンビア・サルサ、メレンゲ、レゲトンといったラテン系の音楽を基本に、様々なジャンルを取り入れた曲が使われ、3分程度の楽曲で踊る。
使われる楽曲は幅広く、ラテン系ミュージックやアメリカの有名ポップスのアレンジ、サンプリングも多いがZUMB A用に書き下ろされた曲もある。
中には日本人ミュージシャンが参加して日本語を取り入れた楽曲もある。
日本人レゲエミュージシャンのHASATOMIが参加した曲
「ZUMBA」というのは商標登録されたブランド名であり、教えるにはZIN (Zumba Instructor Network)が行う指定の講習を受けなければならない。
基本のステップの形式は定められているが、それを守ればインストラクターがある程度自分の裁量で振り付けを変えることが可能である。
日本では株式会社JAPAN WELLNESS INNOVATIONがインストラクターの養成や統括を担当しており、多くのスポーツジムや、それらが運営しているオンラインフィットネスクラスで受けることができる。
youtubeでも多くの無料動画があるため、手軽に楽しむことができる。
NintendoSwitchのゲーム版もある。
特徴
他のスポクラ用プログラムとは違い、インストラクターが逐一振りを指導することはない。
前で踊っているイントラの動きを可能な範囲で真似て踊る。
服装が決まっているわけではないが、愛好家の間では派手な色彩の衣装を着て楽しむ人が多い。
日本のスポーツジムチェーンでも熱心なファンが多いプログラムで、ZUMBAクラスを受けたいがために複数の店舗をはしごする人さえいる。