セミクロスシート
せみくろすしーと
鉄道車両の座席形式の1つ。
概要
セミクロスシートとは、クロスシートに準ずる(セミ:接頭語)として名付けられたものである。
全面的にクロスシートでなく、ロングシートが混在することが名前の由来である。
「準ずる」と言いながら実は両方を共用している形である。
この言い回し自体かなり幅があり、国鉄の2扉または3扉の近郊形電車でも駅停車中の乗降客の動きやすさを狙ってドア横の戸袋付近の1mくらいだけロングシート(尤もこの幅では2人しか座れないが)で大多数の客がクロスシートに座るものから(通常はこれを想定する)、車両中央部の窓2つ分、人数で最大16人だけがクロス、あとの数十人分全てロングシートというもの、車体の中心部で点対称または線対称になっていて片側ロングシート反対側クロスシート(点対称・JR四国1000形、線対称・伊豆急行8000系)というものまで様々である。