素晴らしき概要
CV:原康義
英語表記【Fitzgerald the Wonderfull】
英語版GR【Fabulous Fitzcarraldo】
BF団のエージェントの頂点である十傑集の一人。
瞳孔の無い白眼とステキライン、赤髪のカニ頭が特徴的。
誰もが一度はやった事があるであろうフィンガースナップこと指パッチン。
それを行う事で真空波によるかまいたち現象を起こし、あらゆるものを真っ二つにする能力を持つ。
性格は非情かつ好戦的で、相手が女子供でも容赦しない。
自信家で、己の力を破壊と殺戮に使う事を厭わない。
私情や仲間よりも任務を優先するタイプである為、他の十傑集から疎まれていた。
そのせいか十傑集の中で最も格下と言われているが、間違っても「格下＝弱い」と言う解釈をしてはいけない。
同じ十傑集である直系の怒鬼、マスク・ザ・レッドと共に国際警察機構本部(梁山泊)を急襲。
この際、踊る様に指パッチンを繰り出し、戦闘機、建造物、人間を真っ二つにしていく。
二つ名である『素晴らしき』はこの踊る様に戦う姿からついたもの。
シズマサンプル回収の為に草間大作と銀鈴を殺害しようとするも、不死身の村雨健二が現れる。
体を張って大作と銀鈴を守る村雨を素晴らしきヒィッツダンスによる連続真空波でズタズタに切り裂いた。
村雨を倒し、いざサンプルを回収しようとするも、今度は大作が銀鈴を守ろうとする。
素晴らしき高笑いの後、大作を真っ二つにする直前で、銀鈴が広域テレポートを発動させ、それに巻き込まれてしまう。
テレポートから辛くも逃れた直系の怒鬼、マスク・ザ・レッドが発見した時には、瓦礫と体がほぼ融合した状態だった。
マスク・ザ・レッドに助けを乞うが、戦力外と見なされ苦無で刺される。
最後の力を振り絞り、マスク・ザ・レッドに真空波を放つも、跳ね返されて自身の手をバラバラに切り裂かれて力尽きる。
何とも呆気ない最期を向かえて退場。
しかし、強烈な登場シーン、あまりにも奇抜な能力とキャラクター造形。
最期まで悪役らしく振る舞った行動。
登場時間が短い割にそれを補う所か覆す程の大きな存在感を残した。
正に素晴らしき男である。
真空波とは別に、もう一つ能力があるとか。
九大天王の一人で、人間爆弾の異名を持つ静かなる中条と激しいバトルを繰り広げるとか。
彼には裏話もあった様だが、大人の事情により残念ながらお蔵入り。
何よりも彼が既に素晴らしき故人である事が悔やまれる。
個人的には素晴らしきヒィッツカラルドの素晴らしき十傑集走りを見てみたかった。
素晴らしき指パッチンの誕生秘話
指パッチンによる真空波で真っ二つと言う能力は今川泰宏監督のオリジナル。
コンビニに出かけた今川監督が指パッチンの練習をしながら向かった所、指パッチンと同時に自動ドアが開いた事から生まれた。
ヒィッツカラルドがOVAに登場するまでに数年の間があり、今川監督はこのアイデアを誰かが先に世に出してしまうのではないかと危惧していた様だが、無事ヒィッツカラルドは今川監督の手によって素晴らしきデビューを飾った。
今川監督、安心して下さい。
誰も思いつきませんから、そんな発想･･･。
素晴らしきオファー
スーパーロボット大戦αに登場している。
戦闘にこそ参加しないものの、DVE(ドラマチック・ボイス・イベント)があったり、中断メッセージに出て来たりと、相変わらず画面の前の人達に対してサービス精神旺盛。
また、主人公がスーパー系の場合「龍王機と虎王機の覚醒にはグルンガスト参式など必要ないだろう？」と言ってグルンガスト参式を真っ二つにすると言う素晴らしき活躍ぶりを見せている。
素晴らしき名言
「手伝ってやろうか？ただし、真っ二つだぞ！」
素晴らしきヒィッツカラルドと言えばこれ。
彼を象徴する唯一無二の名言であり、彼を知る人ならば「待ってました！」と言わせんばかりの素晴らしき名言である。
素晴らしきその他
キャラクターの原案は『バビル2世』に登場するヨミの部下。
ニュータイプ100%コミックス版では誤ってビッグ・ファイア様に攻撃してしまうと言う大失態を犯し、アキレスによって殺されてしまう。
CVの原康義氏は、衝撃のアルベルトの忠実な部下であるオロシャのイワンも演じている。
イワンを演じていた原康義氏がうっかり渋い声を出してしまい、それを今川監督が気に入った為、ヒィッツカラルドも原康義氏が演じる事になった。
ヒィッツカラルドとイワンでは声の質が全く違う為、声優の成せる業と言える。
