ルクレツィア・イスレ
るくれつぃあいすれ
概要
《黄金蝶》の異名を持つ、結社《身喰らう蛇》の執行者No.Ⅲ。
喪服のような黒衣で身を包んだ女性。愛称は『レティ』
常に素顔をベールで隠しているため表情が窺えない上、はんなりとした雅な言葉遣いが特徴で、腹の内を探りきれない独特の雰囲気を持つ。ただ顔は積極的に隠しているわけではなくオフの際はは普通に素顔で隠している。性格はかなりマイペース上に享楽的な一面があり、同僚のヴァルター曰く「ものぐさ女」。実際物語の終盤でも周囲が慌ただしく動いている中、ルクレツィア本人は呑気に過ごしていた。その一方で冷酷というわけでもなく古巣の人間が死ぬことに憐憫を覚える一面も。
東方文化にも造詣がありオフの日には自前の豪華な着物を着て外に出ている事がある。
可愛らしい少女を構うのが好きらしく、木馬團時代からの同僚であったシャロンや幼かった頃のレンを猫可愛がりしており後に再会したレンからは「相変わらず」と何処か辟易した様子を見せている。
経歴
過去
かつては結社の敵対組織であった暗殺組織《月光木馬團》に所属していたが、結社との水面下での全面衝突で、当時新興勢力であったにもかかわらず結社の圧倒的な戦力差の前に総崩れとなり木馬團は消滅。
創の軌跡
未登場だが、ノバルティス博士曰くシャロンが結社から抜けた後、名残惜しそうにしていたらしい。しかしシャロン本人からは「そんな事を気にする方々ではない」と否定している。
黎の軌跡
アルマータや庭園の巨大勢力化を看過できなくなり、いずれのメンバーを始末・駆逐するべく、ヴァルター、ハーウッドと共にカルバード共和国に来訪。ヴァン達との最初の邂逅は第三章の遊興都市サルバッドのナイトクラブで、その後は映画祭でアルマータが起こした騒ぎをハーウッドと共に遠目から見物していた。
第五章でジェラールが反応兵器を用いてクレイユ村を壊滅させた際にハーウッドと共にアークライド解決事務所を来訪し、出張業務を依頼。その後の謝肉祭にも参戦する。
現在アルマータ幹部になっているメルキオルはいわゆる木馬團時代からの後腐れで、ヴァルターとともに追っていた存在だった。アライメント状況によるがヴァンと手を組んでついに対決することになる。
戦闘能力
当時15歳にして《月光木馬團》に所属しており、その実力は凄まじく、エルロイ曰く《結社》最強の一角に位置する実力者とのこと。
長大なバターナイフのような形をした武器《ダスクグレイブ》を振るい、空間ごとえぐり取ってしまう凄まじい攻撃を繰り出す。この武器は盟主から与えられた武器とのこと。(明言はされていないが、盟主から与えられた事や異空間から武器を出現させている描写からマグバーンやレーヴェの剣同様《外の理》製だと思われる)。
更にかつての同僚であったレン曰く、何らかの異能持ちとのことだが、詳細は黎の軌跡時点では明かされなかった。