タオルケットをもう一度1とは、かなしみホッチキス氏によって制作されたフリーゲーム
タオルケットをもう一度シリーズの三作目である。
正式名は「タオルケットをもう一度」であるが、シリーズ名と区別するために敢えて番号が
付加されることが多い。
ちなみにタイトル表示は「たおるけっとをもういちど」である。
作品解説
もーちゃすは12歳の男の子。両親とともに引越しトラックで移動中だったが、
ひょんな事故により海に放り出され、無人島にたどり着く。
そこで待っていたのは、同じように漂着した2人の少女と人妻。曲がり角の呪い島と
名付けられた島から、4人で力を合わせて脱出を試みるが…
その体にはすでに、曲がり角の呪いと呼ぶべき恐ろしい禁忌が刻まれていた。
この作品は、永遠に続く時の流れに翻弄されるもーちゃすの出会いと別れと宿命の
物語である。
登場人物
もーちゃす
主人公の男の子。基本的に無口でモノローグのみ。
黒い長髪で女の子みたいにかわいいが、無人島で女の子たちに囲まれる生活に甘んじて
上機嫌になるなど、しっかりと思春期である。
生還後、引越先の学校に通うことになるが、不思議な体験は誰からも信じてもらえず、
逆に呪いを恐れて挙動不審な行動を取る彼は格好のいじめのターゲットとされてしまう。
再度訪れた呪い島で敵に追われた際に、海岸に放置された冷蔵庫の中に身を隠す。
追っ手は凌いだがそのまま凍結してしまい、気の遠くなるような年月を超えることとなる。
コンチェル
ヒロインの一人。おこりっぱでツンデレという、タオルケットシリーズの基本的な
コンチェルキャラである。
素手で木を切り倒して脱出イカダの材料を調達するなど、男勝りにも程がある。
実際男の子になりたいと漏らしている。
生還後、もーちゃすと同じ学校に通うことになるが、彼に少なからず好意を抱いており、
いじめられ仲間の口実で積極的に接触している。
再度訪れた呪い島で敵に追われた際、もーちゃすを逃がすために囚われ、
人体実験に掛けられる。
ラザニア
ヒロインの一人。コンチェルと対照的におしとやかな女の子。
手先が器用で、脱出イカダの組み立てを担当する。
生還後、もーちゃすと同じ学校に通うことになるが、彼に少なからず好意を抱いており、
コンチェルと水面下バトルを繰り広げることとなる。
再度訪れた呪い島で敵に追われた際、ぱりぱりうめの身を案じつつも施設からの脱出に
成功するが、島の外には逃げ切れずにつかまってしまう。
ぱりぱりうめ
ヒロインだが肩書きは「くうき」。曲がり角の呪い島に最初に放り出された女性。
年長者の貫禄か、あまり物事に動じずおっとりした様子で行動する。
再度訪れた呪い島から逃亡する際、ラザニアをかくまって囮になり、敵の手にかかる。
人妻というからにはちゃんと夫が存在するが、作中には登場しない。
作者blogによると、多くの期待通り2の主人公だとのこと。
もめん
生き残った最後のポン。生物の再興を目指してロボット達と戦うリーダー。
人間唯一の生き残りとなったもーちゃすには協力を惜しまず、いろいろ手助けをしてくれる。
寿命を延ばすため、休息のときは頭を切り離して塩水に漬かっている。
アームストロング
ヒロインの一人。通称アームたん。
もめんが製造した女の子のロボット。下半身は無く、おなかにハート型の
「つげぐち心臓」を抱えている。
常にジェット噴射で宙に浮いている。そふぁが大好きだが、まれに飛びついて
うっかりジェット噴射で溶かしてしまい落ち込む。
生物の恋愛感情に憧れており、もめんやもーちゃすに懐いている。一方で自分の恋愛思考が
作り物であることにコンプレックスを抱いている。
中盤のおとぼけ担当であるが、おなかに装備しているアームストロング砲は、宇宙全体を
塵と化す威力を持っており、穏やかではない。
ちびろぼ
本作の敵。世界征服を夢見た主人の遺志を継ぐために、そのファンシーな外見からは
想像も付かない残虐な手段に訴える。
人間に代わりロボットの世界を築くため、行動や脳みそを分析する目的で4人の子供たちを
呪い島に呼び寄せた。
序盤では即死イベントによるトラウマに注意。
非常残酷ウサギ
非常に残酷なウサギのロボット。もめん以外のポンを絶滅させた張本人。
もめんの宿敵である。
ちゅん
けるばあすでゅーさ
前作との関連
作者blogによると、本作はタオルケット2の主人公たちが敵を退散できた場合の
アナザーストーリーである。
戦いの佳境で、残念ながらけつあご博士はうみぶた君に飲み込まれて命を落としている。
関連イラスト
別名・表記ゆれ
