ネタバレ注意
概要
アニメ『スクライド』第26話のサブタイトル。
本土側の介入を防ぎ、今後もロストグラウンドを守るため戦いを続ける決意を固めたカズマと劉鳳。
かつての宿敵は今や幾たびの戦いを超え、戦友とも言える間柄となっていた。
進むべき道は違えど、辿り着く場所は同じ。
立ちはだかる敵がいる限り、二人は戦い続けるだろう―———その信念と共に。
END
「そういや、まだやり残した事があったな」
「やり残した事?」
「いやあ、野暮用だけどよ」
「……ああ、あった!確かに些細なことだ。しかし、あれが始まりでもあった」
「理由なんかどうでもいいだろ。俺はただすっきりしたいだけなんだよ!」
「俺もだ。白黒はっきり決めないと気に掛かる!」
「そう思うよなぁ?」
「お前も……」
「「そう思うだろう?」」
「テメェも!!」
「貴様も!!」
本当の概要
2001年7月から12月にテレビ東京系列、BSジャパンで放送されたサンライズ製作のTVアニメ『スクライド』の俗に言う伝説の最終回。
最終回をほぼ丸々主人公同士の喧嘩に使ったと言う意味で伝説扱いされているが、視聴者であれば他にもそう呼ばれるに値する節がある事に感づく。
余談
伝説の最終回として語れる事の多い本エピソードは色々とツッコミ所が多い。
まず、ロストグラウンドの敵対勢力である本土側と二人のみで渡り合っている点。
戦艦のアルターやらなんやらを二人ですべて片づけてしまう戦闘能力は最早規格外と言った言葉では表しきれず、その代償として二人とも生身のアルター化がかなり進んでいる。
そして、ラスボスを倒し、本土側の介入を防ぎ、俺たちの戦いはこれからだ……と思いきやまるで遊びに誘うかのようなノリで始まるガチの喧嘩。
言うまでもないが、本土側のアルター使い達を蹴散らした二人が本気で喧嘩をすれば再隆起所の話ではなく、下手をすればロストグラウンドが消失する恐れすらある。
つまる所、この最終回は本当に意味もなく、ただ始まりの決着を付けたいと言うだけの文字通りただの喧嘩をする回で、世界の命運がかかっているわけでも、宿命を背負っているわけでも、はたまたお互いに忘れられない恨みがある、と言うわけでもない。
本当に、純粋な男同士の喧嘩なのである。
単純な喧嘩に最終回をほぼ丸々使うと言うのも伝説として語られる一因だが、実はよくよく考えてみると本当に意味のない喧嘩(当人達にとっては意味があるが)と言う要素がネタ的な扱いも加速させている。