ソビエト社会主義共和国連邦軍(ソビエトしゃかいしゅぎきょうわこくれんぽうぐん、ロシア語:Вооруженные силы Союза Советских Социалистических Республик、略称:ソビエト連邦軍、ソ連軍、ВС СССР、読み:ヴェーエス・エスエスエスエル)は、1946年2月から1992年5月までソビエト連邦が保有していた軍隊。国名がソ連・ソビエト連邦・ソビエト社会主義共和国連邦など多くの表記揺れがあるのに対応して多くの表記があるが、当サイトで「ソ連」が国の方の代表記事となっているのに合わせ、この記事を代表記事とする。
歴史
1918年1月に発足した赤軍が前身であり、当時は国軍では無く党軍であった。1946年2月にソビエト連邦軍に改称し、名実共にソビエト連邦の国軍となる。冷戦時代は東側諸国に駐留することによって各国政府に軍事的圧力を加え続け、ハンガリー動乱とプラハの春では軍事介入によって東ヨーロッパの民主化を阻んだ。1992年5月にロシア連邦軍を始めとする各国軍に分割され、衛星国への駐留軍はソビエト連邦の崩壊後に段階的に撤退した。また独ソ戦・ワルシャワ条約機構の主力としてアメリカ軍と対峙して東側を維持していた。
機構
ソビエト連邦軍の特徴は一般的な陸軍・海軍・空軍の3軍では無く、5軍であった事にある。
軍種 | 特徴 |
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地上軍 | いわゆる陸軍であり、同国の軍としては非常に巨大であった。 |
海軍 | 戦略ミサイル潜水艦を含む巨大な潜水艦隊・世界一の規模を誇った水上艦隊を持っていたが、基本的に沿岸海軍の性格が強い。また独自の航空戦力も持つ。 |
空軍 | 陸軍の支援・戦略爆撃に当たる。 |
防空軍 | 国土防衛に当たる航空部隊。空軍とは独立している。 |
戦略ロケット軍 | 戦略核ミサイルを扱う。 |