概要
記念すべきドラクエ初のモンスターズシリーズである「テリーのワンダーランド」のリメイク作品。システムとしては無印と「ジョーカー」の折衷といったところである。
クリア前のストーリーは基本的に無印を踏襲しており、クリア後のストーリーも追加されている。
モンスターの数は、ドラクエ1〜9・モンスターズ全般・10からの先行登場・ソード・本作オリジナルまとめて600体以上と過去最大。モンスター集めもやりこみプレイと言える。
また扉のボスは、テリーの未来(?)に関わる敵以外は撃破後必ず仲間になるようになった。
モンスター枠が初の4枠となり、このため2枠2体や3枠+1枠と言ったパーティも組むことが可能に。特に3枠+1枠はモンスターの大きさを如実に理解できる。
2018年、テリワン20周年を記念してスマホ移植版「テリーのワンダーランドSP」が配信開始。次回作以降に実装されたオート戦闘や戦闘倍速化、11のモンスターやイルルカ以降の一部のモンスター、更なるダンジョンである黄金郷などが追加された。
※ここから先はネタバレになるため閲覧注意!
無印既プレイ者なら知っていることだと思うが、ラスボスはオリジナル同様ミレーユである。手持ちは本作からPTは最大4枠かつコアトルが2枠となったため、無印のときと全く同じである。また終盤〜エンディングの展開が大きく変更されている。
また、クリア後は、精霊石をめぐって、魔戦士たちと星降りの大会・レジェンド(あくまでも試合)を繰り広げることになる。その戦いが終焉を迎えた時、真の敵との最後の戦いが始まることになるが、この戦いでメダルおじさんの正体がモロバレしたことは言うまででもない…。
ちなみにこのストーリーが追加されたためか、本作ではエスタークを除く魔王とは戦闘できない。その代わり、旧作ではいなかったモンスターに関連する扉が追加されている。
そしてモンスターを300種類以上揃えると、今作屈指のボーナスステージ「巡り合いの扉」が開放される。これは今までに仲間にしたことのあるモンスターならば、面倒な配合を要求される物だろうと、ストーリー中1体しか仲間にならないものだろうと、配信限定だろうと関係なく戦闘(もちろんスカウト可)できると言う代物である。莫大な資金を要求されるものの見返りは非常に大きい。
次作「イルとルカの不思議なふしぎな鍵」にもクリア後に一部を除いたモンスターを連れて行けるので、本作を持っている人は手放さずにおくのをオススメする。
何せ本作は「ジョーカー2プロフェッショナル」からの引越しをしないと仲間にできないモンスターが数種類いるからだ。